感じる力
おはようございます。公認心理師・ビリーフチェンジ心理セラピストの宮﨑くみこです。
先日は、次男と牧場付近の秘密の場所へ。タラの芽を採りに行きました。
それから長男家族・次男家族も全員大集合!そして我が家に新しいく仲間入りした「焼き台」で、気分はすっかり居酒屋さん♪とっても楽しかったです😊
もくじ
感じてはいけない
前回の記事で少し書きましたが、私は【感じてはいけない】という【自分の自然な感情や感覚を感じる事を制限してしまう思い込み(リミッティングビリーフ)】がとても強かったんです。
だから私は辛いはずなのに【私は大丈夫・問題ありません】と、思っていたんです。
1-1|感じる事をなぜ止めたのか
私は生後8か月の頃、太ももから足先まで洋服を着たまま火傷を負いました。今でも右後ろには太ももから小指の先まで、ケロイド状になって残っています。
もちろんその頃の記憶は、私には全くありません。
だけど赤ちゃんの、まだまだ小さな手足の時に負った火傷の皮膚はとても固く縮んでいたため、成長と共に大きくなっていく足のスピードと、その縮んだ皮膚が引っ張られ、伸びていくスピードを追いつかせるため、
赤ちゃんの頃から小学校を卒業するまでの間、毎週皮膚科に通い電気を当てて皮膚を柔らかくして伸ばす。ということが、私の生活の流れでした。
でもね、いくら電気を当てて温かくしても身体を動かしている時・夜寝る時等は皮膚がパンパンに張って【痛み】があるんです。
そして、母親と姉の不注意から起きた【火傷】だったそうで、その「火傷をさせて申し訳なかった」という私に対する思いも日々感じていたため、
私が火傷でいじめられたり、からかわれたりする事を過剰に心配していた母や姉の姿から、
私は日々感じる【痛み】そしてこれ以上母や姉に【心配させてはいけない・迷惑をかけてはいけない】と思い、
【痛み】を【感じないように】し、これ以上心配させない為迷惑をかけない為【怖がること・落ち込むこと・弱音を吐くこと】等の一般的に【マイナス思考】と言われるような感情を【感じない】
という思い込み(リミッティングビリーフ)が出来た事を、大人になって生き辛さを感じ、NLP心理学・ビリーフチェンジ心理学を学んでから気づきました。
もちろんそれまでは、そんな昔の出来事も、所々聞いたぐらいしか知らないし「ふーん、そうだったんだ」と思うぐらいで全く気にも留めていませんでしたが、
カウンセリングや心理セッションを受けるようになって、少しづつその感覚や感情が「少しづつ」思い出されていきました。
1-2|こどもの頃は
こどもの頃【痛み】そして【マイナスの感情】を【感じない】という事は、怪我や病気等にも強くて元気で、いつも明るく前向き、そしてポジティブ思考のこどもでした。
その頃の私はそれが【当たり前】と思っていたし、多くの大人はそんな姿の私を褒めてくれるし手が掛からない子。として母はとても喜んでいたのが嬉しかった。
だけど、それが中学に入った頃から【頑張ってる自分】【期待に応える自分】に疲れる事もあり、家に居たくなくて友達の家を点々とし、あまり家に帰らない事も多く逆に散々両親に迷惑を掛けた時期でした。
でもね、友達の前ではやっぱり【強くてポジティブ】な私は健在!興味関心のある事には、恐れを知らずすぐに行動しそれが楽しい反面、
やっぱりどこか【本当の私を誰も分かってくれない】という虚しさのような思いと【本当の私を知られていけない】知られたら皆から嫌われる。
という思い込み(ビリーフ)があり【大きな怖さ】を抱えていたんだと、心理を学んで気づいたんです。
1-3|身体の【痛み】を感じない
そしてもう一つの【身体の痛みを感じない】という部分では、結婚し、こどもができてからも、私はどんなに高熱が出ようが、逆にキツイながらも身体が動くので家事もこなしてしまうんですよね😭
しかも【強くてポジティブな私】は頑張る事が鉄則!だから誰かに頼る・甘える事もしない【自己犠牲も当たり前】だったので、無理している事さえ全く気づかない。
だけど…
とーちゃんは私の真逆で、私だったら微熱でそんなの病気じゃない!という体温になっただけでも【もうダメ・キツイ】と言ってすぐに寝込んでしまうし、
ちょっとした切り傷も大袈裟に(そう見えちゃうんですよ)痛がっている姿をみると、
「たったそれぐらいで!」「私はその熱では寝込まないのに!」「大袈裟にアピールしてきて!」ってとーちゃんを責め(病人なのにね😭)
【もうね!!異常に腹が立つんですよーーー😠!】
それはそうですよね!
私は本当は在る痛みや弱音を感じたり・吐きたい気持ちを無意識ながら【無いこと】にして【頑張ってる】のに、それを目の前で見せつけてくるから😠!
なので、優しくもしないしほったらかし。「はぁ⁈だったら病院いけば」それだけ。
更には「人に気を使えない、行動しない、すぐに落ち込む」とーちゃんに対しても「私は人より他人を優先し、行動したり、常にポジティブ」であることを、
無意識に頑張ってしてるのに、頑張ろうともしないとーちゃんにも又腹が立つ!
このような状態だから【一緒にいるのに、夫婦なのに、私の事を分かってくれない】という不満だけが増えていき、
全く悪気のないとーちゃんとはケンカも絶えないし、夫婦仲はどんどん悪くなっていく。
だけど、ポジティブな自分でいたい私は、表面上では「仲良し夫婦」として過ごしていたけど本当はとっても辛かったんです。
1-4|身体の痛みを感じないと
さて、怪我や病気・肩こりや腰痛等身体の痛みや、高熱に強いという【身体の痛みを感じない】って、私生活は動けるし、日々の生活を回すことができるので、一見良いように感じますが、
本当は肩もパンパンに張って、普通の人なら痛みや頭痛にまでなったり、腰や膝が痛くて動けなくなったり、熱や腹痛等体調の悪さを感じて、
大切な【自分の身体からのSOS】をキャッチし【身体を休めたり、病院に行ったり、メンテナンス】をして、良い状態へと身体の回復が出来ますが、
私のように【身体感覚・痛みを感じない】と、本当はもっと前から【症状】として、あったであろう身体の異変や痛みに気づく事ができずに、
分かった時には【重体】になっている。又は【手遅れ】のような危機的状況を迎える可能性、リスクがとても多くなってしまうんですね😭
なので【症状】が本当に悪化してから「何でもっと早くに気づかなかったの?」と、言われるようなことになるのは、珍しい事ではありません。
ここから、人の性格傾向によって起こる可能性がある病気について、少し触れたいと思います。
1-5|タイプA・タイプB・タイプC
アメリカの医師フリードマンは【性格傾向と身体疾患】の関連について報告しています。その内容として、
【タイプA】の人は
・負けず嫌い・競争心が強い
・成功欲・出世欲が強い
・一生懸命・熱心
・せっかち・短気
・常に時間に追われている
といった性格傾向を持つ人の事です。このような性格傾向を持つ方は心臓疾患にかかりやすいということを報告したそうです。
次に【タイプB】の人は
・穏やか・あまり怒らない
・無理をしない・マイペース
・ゆったりと行動する
といった性格傾向を持つ人の事です。このような性格傾向を持つ方は、タイプAの性格傾向を持つ方と比べて虚血性心疾患の発症率が低い。という報告があり、更に実際はマイペースなタイプBの方が出世しやすいそうです。
そして【タイプC】はアメリカの心理学者のリディアとヘンリーが、癌にかかりやすい性格傾向として提唱しています。
・周囲に気を使う
・感情(怒り・不安など)を自分の中に抑え込む
・我慢強い・真面目で几帳面
といった性格傾向を持つ方です。自己犠牲をしてまで他者に気を使いストレスをため込むため、ホルモンや自律神経・免疫力などに異常をきたすことで、癌が発生しやすいのでは?と推測されています。(まだ十分には研究されておらず推測です)
1-6|以前の私は
以前の私は【痛みを感じない】そして【マイナス思考と言われるような感情を感じない】
だから負けず嫌いで競争心が強い。成功欲が強い。何事にも一生懸命・熱心で、せっかち・短気、更には常に時間に追われている。
そして周囲に気を使い無意識だけど自己犠牲をいつも当たり前のようにしていたし、感情(怒り・不安など)マイナスと一般的に言われるものを自分の中に抑え込み、いつも前向きでポジティブだし我慢強い。
以前はこれが逆に良い事だ。と私は思っていました。
だけどこうして見てみると、正にタイプAとタイプC両方が同じぐらいに強かったんですね。だから、よくヘルペスや喘息、アトピー性皮膚炎、そして片頭痛も起きていました。
※ヘルペスは今でも私の心と身体のバロメーターになっています😉
1-7|解決への道
そこからこの、性格傾向になった【根本原因】を、私はビリーフチェンジという心理学に出逢い解決していった事で、感じ方や考え方が変わり、
【痛みを感じる事】にもOKが出て、そして【感情にはマイナスもプラスもなく全て大切なもの】という事がとても腑に落ちました。
なので上記のような病気の症状は、現在ほとんど出ておらず、肩こりを感じたり、膝の痛みを感じる事ができるようになったので、
休んだりプロの方の力を借りながらメンテナンスができるようになったんです。
一見その方が大変そうに見えますが、実は【感じる事】【気づける事】って、とっても大切な事なんですね。
【感じてはいけない】というビリーフが1つ解決するだけでも、心身共にそして生き方そのものに変化がでてきたんですね。
このように、私たちは無意識だけど、幼小期に決めた思い込みや価値観を元に、大人になった今もそのルールに沿って生きています。それが【性格】といわれるものですが、決してそれが悪い訳ではありません。
だけど大人の【今】それが過剰で生き辛さを抱えているとしたら、それはいつからでも解決する事は可能です。そうです。【性格】は変える事ができます。
国際伝統中医学の先生が
【現代の病気の根本原因は感じる事の鈍さからだ】
と言われるように、心と身体の健康の為にも【感じる力】を是非とも育んでいきたいものですね😊
なので、私達の乗馬クラブでは【感じる力を育むレッスン】をメインにご提供させて頂いています。
自然に身を置く事・ゆったりした時間をとること・そして丁寧な暮らしをする事なども意識していけると良いですね。もちろん、それは私も、あなたも😊
では、又月曜日に♪