同じ場面でも反応が違うのはなぜ?
こんにちは。公認心理師・ビリーフチェンジ心理セラピストの宮﨑くみこです。
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・8月2日(水)
【不登校・行き渋りのこども達へ】夏休み中に親や支援者ができること(~こどもの心と身体で何が起きているのか?)
もくじ
1|意見のくい違い
私達は、同じ場面に遭遇した時、人それぞれ、感じ方や受け止め方が異なります。故に「こんな時はこうした方が良い!」という、違った【意見】が生まれ、そのぶつかりあいで、人間関係のトラブルも発生しますね。それは、家庭でも、仕事でも…。
頭では【人は皆違って良い】と、分かっていても、いざ!実際に自分の身に降りかかった時「夫は全く私の意見を理解しようとしない!」「職場のあの人のいう事は意味がわからない!」と、心がイライラ、モヤモヤして、ついつい文句や愚痴を言いたくなりますよね。
では、それってなぜ?そんな事がおこるのでしょうか?
1‐1|違いは何か?
例えば、彼に電話をした時。「今は忙しいからごめん」と言われて、電話を切られたとします。
すると、どうしようもなく腹が立ったり、又は「本当は私が何か気にさわるような事をしたんじゃないか?」と、自分を責めたり、何事も手につかず、不安で一杯になる人も居ます。
一方で、同じ状況になったとしても「何!今の!」って、腹を立て、だけど「どうしても忙しくて余裕無かったのかな?」「きっと時間ができたら連絡してくるだろう」と多少は気になるものの、さほど気にならない人も居ます。
この違いは何か?
実は小さい頃に、大好きな親から「今は忙しいから!」と、甘えたい時に受け入れてもらえなかった。という経験をした時、小さなこどもは、自分に責任を感じます。
・きっと私が良い子じゃないからだ
・きっと私が悪い子だからだ
・きっと、お母さんが望むような子じゃないからだ
そして、本当は「悲しかった」「怖かった」「嫌だった」という、小さな自分が感じた、大切な感情をグッと我慢して、それよりも、いかに自分が今後「受け入れてもらえるか?」の為に、
必死に、未熟で、わずかな経験の中から、自分で沢山のルールを作り、それを【自分の中の絶対的な正しさと信じて】生きていきます。これが、私が心理療法で使っているビリーフチェンジの
禁止型のリミッティング・ビリーフ(思い込み・価値観・信念)と言われるものです。
24のビリーフはコチラ↓↓↓
https://4c-ranch.com/24-blief/
そうして、無意識に我慢した感情は、心の中から消えて無くなることはなく、ずっと心の中(潜在意識)に、居続けるんです。
1‐2|大人になっても繰り返す
そして、大人になって、その時の自分の大切な人(彼氏や夫)等、親ではなく、相手や場所を変えて、同じような悩みを繰り返します。
「今は忙しい」って【受け入れてもらえなかった】
という再体験が起こると、小さい頃グッと我慢して潜在意識に、未完了のまま残った【我慢】して残った「悲しみや怖さ、怒り等」が、胸の中で反応し、わき出てきて、
あたかも【今起きている】かのように、怒りや、イライラ、悲しみや不安、怖さや妬み等になってしまう。といった事が起こるんですね。だから「ついつい」文句や愚痴を言ってしまう。
頭では大人として、理解している。だけど心は、こどもの頃にグッと我慢して抱えた「本当は…」という感情が暴れ出してしまって【現実は】どうしようもなくなってしまう。
という、頭と心の不一致感が【悩み】となります。
1‐3|では、どうしたら良い?
私が普段ご提供している【ビリーフチェンジの心理セッション】では、その大元の【根本原因】を、見つけ出し、小さい頃に【グッと我慢】して、心の中(潜在意識)に残った【本当は…】という【未完了の感情】を、
【安心・安全な場所と関係の中】で、丁寧に、そして無理なく感じられる分だけを、感じて消化する。と、いった事を行います。
これは決して、過去の辛い体験を、無理やり思い出させて、パンドラの箱をこじ開けるような事はしません。
1‐4|するとどうなるのか?
大切な幼少期の【本当の想いや感情】を消化すると、その後、大人の今【受け入れてもらえなかった】という体験をしても【反応する感情】が減った事で、心がざわつく、モヤモヤする事がその分減っていきます。
すると、大人として理解しているように「きっと忙しいなら、後から連絡がくるだろうな」と、感情に振り回されない、大人の自分が望んだ自分になれるようになります。
この【根本原因】を見つける為に【24のビリーフ】があり、的確に悩みの原因を見つけ、心理セッションを行うと、効果が期待できる。という訳なんです。
1‐5|反応する種(未完了の感情)があるか?ないか?
なので、そもそも悩みに繋がる大人の今自分が感じる感情は【反応する種が心の中に】
【あるか?】【ないか?】なんです。
反応しなければ「ふーん、あなたはそう思うんだ!」と、他の人の意見を尊重し、受け入れる事もできますが、反応する種(未完了の感情)を自分が持っていると、
イライラしたり、怒りが湧いてきたり、怖く感じたり、不安になったり、嫉妬したり、妬んだり。と、様々な感情が湧いてくるんですね。
人と関わりながら生きていく中で、その心の種が多ければ多い程、感情が暴れ出し、揺さぶられ、飲み込まれてしまう事が多いので、今生きている【現実】が、苦しく【悩み】も多くなります。
もう、必要のない【心の種(未完了の感情】を、持ち続けるのか?安心安全な場所で、消化し、大人として望む自分の生き方をしていくのかは、自分自身で【選択】することが、実はできます。
2‐1|ビリーフチェンジの心理セッション
問題の根本解決を目指す、ビリーフチェンジの心理セッションは、まず初回でのカウンセリングで、あなたの【今】の悩みを、お聞きいたします。その中から、今のあなたが抱えている【悩み】の【根本原因を特定】し、
次回からは、カウンセリングルームにて、空の椅子(エンプティチェア)を用いて、幼少期の未完了の感情を消化していきます。そして、その前提に必ずあるものは【安心安全】です。
【女性専用で行っております】ので、安心してあなたのお悩みをお聞かせ下さい。
※現在は都合により別の場所でしています。(来年3月まで)
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