思い込みの前提(ビリーフ)が選択を決め行動を決める
こんにちは。公認心理師・ビリーフチェンジ心理セラピストの宮﨑くみこです。
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・8月2日(水)
【不登校・行き渋りのこども達へ】夏休み中に親や支援者ができること(~こどもの心と身体で何が起きているのか?)
もくじ
【思い込みの世界】で「現実」は生きている
さて、私達が生きている「今」という「現実」に、あなたは満足して生きていますか?
もしも、そうでない場合、一体何が起きているのでしょうか?じつは、そこには自分自身が決めた【思い込み(ビリーフ)】というものが、大きく関わっています。
その事についてのお話です。
1‐1|思い込みの世界
私達は、自分が決めた【思い込みの世界の中】で、生きています。
・自分の存在には価値が無い
・自分はここに存在するだけで価値がある
・ありのままの自分はダメ ・どんな自分でもOK
・誰々のようでなければならない ・私は私のままで良い
・同性の人が苦手 ・人との繋がりに男女は関係ない
・相手からの愛を疑ってしまう ・私は愛される存在だ
・この世に愛なんて無い ・この世は愛で溢れている
・人が怖い ・人は温かい
・人はすぐに裏切るから信用できない ・人は誰でもは裏切らないし、信用したい時は信用しても良い
・集団や仲間は楽しい ・集団の中に居ると自分だけ浮いた感覚があって居心地が悪い
・私にはできないと思ってしまう ・失敗しても良いからやってみよう |
等々、同じような場面の時、自分がそもそも【どんな前提を思い込んでいるのか?】で、自分が振舞う行動が変わるのでその行動の結果が【今】という【現実】を創り出しています。
1‐2|例えばこういう事です
・人が怖い
・人は優しく温かい |
私は【人が怖くて仲良くできない】という【思い込み】がある人は、その前提で人と関わるので、自分から話しかけたりする事ができず、人が居る場所に行く事が【苦痛】に感じるので【避ける】という【行動】をとってしまいがちになり、
【結果】人と仲良く繋がる事ができず、いつも【孤独】を感じて寂しく「人は私に優しくしてくれない」【やっぱり人が怖い】という【現実を創り出します】
一方で【人は優しくて温かい】という「思い込み」がある人は、その前提で人と関わるので、人に自分から話しかけたりする事で、
楽しく心地よく感じ、一緒にランチに行く計画等の【行動】をするので、友達も増えていく。という【現実】を創り出していきますね。
1‐3|例えばこんな二人が居ます
仕事場で休憩中の時、休憩室へ入ると、他の部署の人が。
Aさん
「あ、他の人が居ると何だか嫌だな」だけど、とりあえずコーヒーをササっと飲んで、居心地の悪さや緊張を感じながら、心休まらず「お疲れ様です」とだけ言って休憩室をでる。
Bさん
他人が居ても全く気にならない。更に「どこの部署ですか?」と話しかけて親しくなる。
この、人と関わる事に関して【前提】として【人が怖い】という人と【人は優しくて温かい】と、思っている人では、次に起こす【行動の選択】が違います。
Aさん:ササっと部屋を出る
Bさん:話しかける
ということは、2人の人生が大きく違ってくるのは、容易に想像がつきますね。
Bさんは周りに友達も多く、Aさんは【孤独】を抱えていて中々人と繋がれない事が【悩み】になる事もあります。
「相手がどう思うか?なんて、気にしないで話しかけたら良いよ!」って、いう方もいるかもしれませんが、Aさんも、頭ではそうしたいと思っているけど、他の人と居ると、思わず緊張して、怖さを感じて話しかける事ができないから「悩み」になるんです。
Bさんにはできるのに、何で私にはできないんだろう…。って。
この場合、なぜ?人と一緒に居る事が、嫌な感覚を感じて、緊張し、怖くなるのか?という所を見ていきます。
1‐4|何が起きているのか?
もしかしたら、幼少期にお父さん、お母さんが仲が悪く、いつケンカが起こるか、親と一緒に居ても安心では無く、緊張して怖かったかもしれません。
もしかしたら、いつもイライラしているママやパパに、甘えたくとも甘えられず、自分が何かすると、いつも怒鳴って否定され怒られていた為、ママやパパと一緒に居ても緊張して怖かったのかもしれませんね。
私達は、幼少期に感じて【人に近づく事は緊張するし怖いことだ】と、自分で決めた事を、大人になった今も尚、同じことを相手や場所を変えて、繰り返しているだけなんです。
という事は、身体は大人になっていますが、心の反応は【幼少期のまま】という事が起きていて、実は【今】という【現実を生きていない】という事が起きています。
1‐5|解決はできないの?
なので、根本解決をするには、幼少期はそう感じていたかもしれない。だけど、大人の【今】は、そうする必要はないよ。と、いうことを、前回でお伝えしたビリーフチェンジの心理セッションで手放していき、
【前回の記事】↓↓↓
https://4c-ranch.com/sinri-biri-futyennji/
【今】という【現実を生きている「大人の自分」】が、望む生き方を選択する事ができるようになります。
1‐6|するとどうなるの?
今まで無意識に身体が緊張して、心が【怖い!】と、反射的に感じていた事が、その反応の種(未完了の感情)を手放した事で、
自然と人とのコミュニケーションができるようになったり、人と関わる事に、抵抗をあまり感じなくなります。すると、自然と周りとの人間関係も大きく変わってきて【結果】自分の人生が変わる。という事が起こります。
何気ない日々の【選択】は、自分が【思い込んでいる前提(ビリーフ)】で決まり、実は日々積み重なると、自分自身の【人生】に大きく影響を与えています。
あなたはどんな【前提】があり、どんな【選択】をしていますか?
もし自分の【現実】を変えたい!と、願うなら、そもそも自分がその事に対して【どんな前提を思い込んでいるのか?】そこを紐解いていく事が大切になります。
そもそも【人が怖い】と、思い込んだのも自分だから、自分が変わる!と【決めて取りくめば、変える事は可能】なんです。
何度も言いますが、人の人生は自分の【前提としている思い込み】が変わると、現実が変わります。
なので、あなたも、仕方が無い。とか、誰でも同じような事で悩んでるし。と、諦めないで下さいね。希望の光はそこにあります。
では、次回月曜日に♪