後回し癖・先延ばし癖③
おはようございます。公認心理師・ビリーフチェンジ心理セラピストの宮﨑くみこです。
【ビリーフチェンジin唐津②】
Aコースは既に満席になりました。引き続きBコースのお申込み、お待ちしてます♪
さて、前回の記事を読まれて、保育園の先生から「預かっているお子さんの中にも、素直に甘える事ができず怒られるような事をして気を引こうとする子が居て、その子が思い浮かびました」と言われていました。
正にそ通りで、最初は家庭の中で行っていた、その子なりの人との【関わり方】が、今度は保育園という場所に変え、先生という人に変えて自分の生き方のパターンを強化していくのがこどもの頃です。
でもね、それにもしも支援者である先生が気づいたら「こんな事しなくても、先生は〇〇ちゃん好きだよ」と伝えてあげたり、
いたずらや悪い事をしていない時に、ギュッと抱きしめてあげてくださいね(^^)
1-1|後回し癖・先延ばし癖
さて前回②の記事の続きです
↓↓↓
お父さんの椅子に【ポジションチェンジ】をして、私がお父さんの感覚に身を置いた時、出てきた言葉は
【親が居るだけでも有難く思え】でした。
そういうと、何か胸の奥がズーンと重たくなりました。そして「お父さん、その言葉はどんな意味ですか?」と聞かれ
以前、誰から聞いたのかさえも忘れていた事が、わきあがってきました。そして、父の感覚に身を置いた私から出てきた言葉は、
「私の父親は戦争で早くに亡くなって、母はある事情で自分達兄弟を置いて、しばらく家を出て行った。だから、兄弟で、頑張って生きていた」
その言葉一言ひとことを発する度に、胸の奥の重みは増して行きました。
そして、セラピストさんが「それはお父さんも大変でしたね」と、いう言葉をかけてくれた時、一気に涙が溢れてきて、スーッとその重さが抜けていくのを感じました。
その時「あーだからか…」と凄く納得する瞬間がありました。
1-2|接し方が分からなかった
私の父は今でも牧場に来たら、どこか親戚のおじさんのような、ちょっと距離を感じるような接し方をします。
そこに違和感を感じながらも【お父さんはそんな人】【気に掛けるのはいつも母の事だけでこどもの私には興味が無い人】と、思っていましたが、
男の子として兄弟と遊んでいた遊びは、私と自然にできていたけど、父親と接した記憶が余り無いお父さんにとって、娘の私たち3姉妹と、
本当は父親として、こどもとの関わり方が分からなかったんだなぁ。と、感じました。
更に、これは後で気づいた事ですが、私たちこどもより、常に「お母さんは?」と、母のことばかり気にしている父にとって、こどもの頃自分達の前から突然居なくなったお母さんへのトラウマで、
【大切で大好きな人が突然居なくなる事への不安】を常に、今も尚持ち続けている事に気づきました。
※そして、お気づきの方も居るかもしれませんが、同じようにお母さんが病気で突然入院し居なくなる経験をしたとーちゃんを、私はパートナーとして選んでるんですね。
1-3|癒された父
セッションの中で、お父さんが抱えていた大きな悲しみや不安を昇華していくと、目の前に座っている、小さなくみちゃんに【申し訳なかったな】という思いがわいてきました。
その時セラピストさんから「お父さん、これはくみちゃんのせい?本当は誰の問題なんだろう」と、聞かれ「これは、くみこには関係ない。私の問題です」という言葉が出て、
「くみこ、嫌な思いをさせてごめん。くみこが女の子だろうと、男の子だろうと関係ない。お父さんはくみこの事が大好きだよ」
「そして、わざわざ構ってもらう為に、やる事を後回しにして怒られなくても、お父さんはいつでもくみこの事大切に思ってるよ」
と、この言葉が浮かび伝えながら、胸の中が温かくなるのを感じました。
そして再び【ポジションチェンジ】
小さなくみちゃんの椅子に戻りました。そして、セラピストさんが「くみちゃん。今お父さんが言った言葉を受け取ってみて」と言われ、
先ほどお父さんの椅子で感じた「温かさ」が、私の身体に染みわたっていく感覚を感じ、ほんわか幸せな気持ちに包まれました。
そして、目の前のお父さんにこれからどうしていくか、伝えて。と、セラピストさんに言われ、
「お父さん、私は男だからとか、女だからとか関係ありません。そしてこれからやるべき事は後回しにはしません!」そう宣言した時、自分の真ん中にしっかりとした軸のようなものを感じました。
1-4|セルフリペアレンティング
最後に【セルフ・リペアレンティング(自己再生養育)】といって、大人の私に戻り、又別の椅子を目の前に置き、そこにはふわふわのクッションが置いてあります。
「目の前のクッションを、小さなくみちゃんと思って、大人のくみこさんが、受け入れてあげてね」と言われ、私はゆっくり目の前の小さなくみちゃんを抱き寄せ、
「くみちゃんは、男の子でも、女の子でも、そんな事は関係ないんだよ。いつでも私があなたと一緒に居るからね。もう怒られる事でかまってもらわなくても良いんだよ」
と、語り掛けると、腕の中のくみちゃんがとっても安心して喜んでいるのが伝わってきて、私自身も、ほんわかした安心感に包まれました。
インナーチャイルドの私が癒された瞬間ですね(^^)
そして、満足した小さなくみちゃんが、大人の私の中へと、ゆっくり統合され、広がっていく感覚を感じました。
今、どんな感じがしますか?と、聞かれ【安心感でいっぱいです】と、伝えたところで「今回のセッションはこれで終わりますね」と、終了しました。
1-5|ぼんやりだけど
終わってからは、ほんわかした感覚が残り、その後は自然と大切な仕事を先に済ませる事ができていて、仕事に対するスムーズな感覚があります。
以上、私の心理セッションの事を書きましたが、これは私の中で何となく感覚的に残っている部分で、実際そうだったかは、分かりませんが(無意識の部分だから)
この【心理セッション】での体験が、私の【感覚】の中で新たに上書きされたからか、実際父に会った時父は今までと変わらずちょっと距離感のある関わりをしてきますが、
私の内側は、父に対して以前のような「私たちに無関心」という感覚は無く、私の方から父にあれこれ話しかけたり、コーヒーを入れて一緒に飲んだりと、少し関わり方が変わったように思います。
そして、何だか父も嬉しそう♪
本当は私自身が「男の子だから。女の子だから。」【お父さんは無関心だ】と、無意識に思い込んでいただけで、そんな事、私が生まれてしばらくすると、父の中では関係なくなっていたのかもしれません。
今では、そういえば色々してもらった事もあったなぁ。と、何となくそんな感じがしています。
そして、今の私の場合、既にもうやするべき仕事を「後回し」にして、怒る人もかまってくれる人も居ないんだもの(^^)
ただ自分自身が困るだけ(>_<)だからその癖はもう手放しても良いんですよね♪
まだ、色んな状況を判断できない未熟な幼少期に思い込んだのは私だから、その思い込みを変える事ができるのもまた、自分自身なんだと、今回更に実感しました。
【後回し癖】の心理セッションから、まさか【女の子に産まれてきてごめんなさい】という事が出てくるとは思っていませんでしたが、本当に自分の事は自分では中々分からないものですね。
この、素晴らしい心理セッションをしてくれたのは、私が絶対的に信頼している、ビリーフチェンジ同期の鈴鹿さとこさんです(^^)
さとちゃん、様々な気付きを本当にありがとう♪
1-6|例えばこんなことも
今回、私は「後回し」をし、怒られる事で、お父さんがかまってくれる。という、本来なら不快に感じるはずの「後回し」が、無意識に「快」になっていました。
人によっては他に「だめな自分で居る事」「病気・怪我をいつもすること」「怒られること」「無駄遣いをすること」「責められること」「片付けられないこと」「食べ過ぎること」「忘れ物をすること」等、
一見【不快】に感じる事で、そんな自分を変えたい・嫌だ。と、思っているのに、中々止められない、治らないとしたら、もしかすると、そういう自分でいる事が【快】になっている可能性があるかもしれません。
それがもし解決する。としたら、どんな自分になれそうですか?どんな人生に変われそうですか?
私も、クライエント様にご提供している【心理セッション】とは、それを可能にしてくれる手段のひとつなんです(^^)
3回に渡って書いて来ました私の記録に、お付き合い頂き、ありがとうございました♪
ビリーフチェンジin唐津②
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では、又月曜日♪