絶望的決断(ビリーフ)

ビリーフの【絶望的決断】

先日は、同じビリーフの中に【反抗的決断】と【絶望的決断】があり、前回は【反抗的決断】について、ご説明しました。

 

前回【重要であってはいけない】のビリーフで説明したので、こちらも、そのビリーフでの説明をします。

 

24個のビリーフの中に【自己重要感のビリーフ】があります。

  1. 【絶望的決断】だと自分には価値が無い。という感覚を持ち、自分に自信が無く、劣等感が強くなります。
  2. 【反抗的決断】だと、医大で重要な人物として、人から認められる為の、過剰な努力をしたり(本人は気づいていない)過剰な競争心を燃やして、勝ち負けにこだわり、自分が重要な人物である事を証明しようと、躍起になる人も多いです。

 

感じ方、現れ方は一見真逆のように見えますが、実は大元のビリーフは同じ【自己重要感】に関するビリーフで、1も2も「自分には価値が無い」というものです。

 

【絶望的決断】の人は

【絶望的決断】だと、自分には価値が無い。という感覚を持ち、自分に自信がなく劣等感が強くなります。【絶望的決断】の場合、

☑自分に自信が無いと感じる

☑劣等感が強い

☑すぐに「自分はダメ」と落ち込む

☑責任ある立場を任されると、緊張して本来の力を発揮できない

☑人前で緊張する

☑失敗を過剰に恐れる

☑人からの評価、どう思われるかが気になる

☑人の意見に流される

☑言いたいことが言えない

☑すぐに「自分にはできない」と思ってしまう

☑人から褒められても素直に受け取れない

☑自分の事が好きになれない

☑自分の為にお金を使えない(こどもにはどんどん使うのに)

等など…その他にもあります

参考文献:棚田克彦・あなたの「悩み」がみるみる消える24の方法

 

他にも、仕事を教えると、自分の立場を奪われるんじゃないか?と感じるから。後輩に教える事ができなかったり、

 

自分の今の生活で、本当は満足していないのに、自分にはこの程度がお似合いだと思っていて、異性に対しても、私になんかイケメンは釣り合わない。と、思っていたり。

 

私の場合の【絶望的決断】

私は、とにかく容姿も性格にも自信が無く、私はどうせ、自分が憧れるような、素敵な人とは不釣り合いだ。と、ずっと感じていました。

 

だから?学生の頃から、憧れの人は沢山いたけど、結局自分で素敵だと思う人とは、お付き合いする事もできず、社会人になって「わぁ!お付き合いできるの?!」と思ったれ、他の人とお付き合いする事になった。って言われて、チーン…って撃沈し、

 

本当はとっても傷ついているのに、この時には【反抗的決断】で、プライドが高い為、平気なフリをして「お幸せに~」なんて、言ってました。

 

この辺りは、愛着も関係している感じもしますが「やっぱり私は価値が無い人間なんだなぁ」って、自信の無さを強化してきたような気がします。

 

更には、色んな講座に行って【資格】を沢山取る事で、無意識に自己価値が上がったように思え、知識を得た満足感を一時的には感じるけど、いや、まだもっと他にあるんじゃないか?まだ、足りないんじゃないか?と、

 

いくら知識や資格を得る為に学んでも、満足できずに【セミナー・◇取得ジプシー】になる人も多いです。アイタタ…。私もドンピシャこれにハマっていました。

 

あれも、これも!これにも興味が!みたいな感じで【何か】を【自分の外】に求めていたんですね。でも、結局その【何か】は、自分の中にあったんですね。

 

自営業の人によく見られるパターン

自分で、稼いでいる人の中には「自分にはそんなに貰う価値が無い」と、無意識で自己価値が低い為、価格設定を出来なかったり、人に決めてもらいたくなったり、喜んでもらえればそれで良い。という理由で、驚くほどの低価格に設定する。という事が起こります。

 

それがどうなったら良いのか?

それじゃあ、今は自分に自信がある?と、聞かれたら、ある場面と、無い場面があります。

 

でも【それで良い】。今は自信がある!とか、今は自信が無いなぁ。と、そう感じるのも【自分なんだ】と、結局自信があろうが、無かろうが、

 

【私の価値は変わらない!】

 

そんな感覚が以前よりも感じられるようになって、随分楽になって来ました。ダメでも、カッコ悪くても、ガーンって落ち込んでも、悩みはあって良い。棚田先生がよく言ってた【正しく悩む】って、この事かも。って思います。

 

自己重要感の【反抗的決断】と【絶望的決断】。実は普通に皆さんが感じるような事ばかり。だから、それが問題とは、人生に大きく関係する感覚だとは、中々気づけないですよね。

 

結局、最終的に身体を壊して、病気等になった時に、気づく人が殆ど。というのも、悲しい事実です。

 

この、自己重要感のビリーフだけに関わらず、24個ある。と言われているビリーフには、全て2つの相反する決断が存在し、いずれも、その時の場面で、どちらの決断のビリーフが出るかは、その人が、幼少期にどのような、感情を伴う体験をしたか?で、決まる為、本当に人それぞれだという事です。

 

自己重要感のビリーフの場合、感覚的には、相反するような、プライドが高く、自分の凄さをアピールしたくなる人と、自分が無く、言いたい事が言えない人も、実は【根っこは同じ】重要であってはいけない。というビリーフなんだ。ってことなのです。

 

次回からは、24個のビリーフについて、説明していきます。