24のビリーフ①【人に近づいてはいけない】
【人に近づいてはいけない】
〇人間関係に関するもの
【主訴】
【人に近づいてはいけない】を持つものは、人に近づく事や人と親密な人間関係を持つ事に対して、恐怖を感じる。
その結果、人間関係がギクシャクしたり、不適切な人間関係を築く傾向がある。
又、あえて過剰に人に近づこうと努力する者や、わざと相手から嫌われたり、不審がられるような、おかしな近づき方をする者、社会性を欠いた近づき方をする者もいる(ストーカー等)
人に近づいてはいけないを持つ人は
☑怖くて人に近づけない
☑人と親密になれない
☑仲良くなってくると自分の方から壁を作る
☑仲の良い友達がいない
☑近づいて欲しくない雰囲気を出している
☑こども、男性、女性、年上の人など、特定の人に近づけない
☑人と一緒に居るとリラックスできない
☑人とハグができない
☑人から触られたり、人に触れるのが嫌
☑人と腹を割った感情レベルの話ができない。自分の本音が言えない。ケンカができない(心理的に近づけないから)
☑異性関係にだらしがない、遊び人(肉体関係は持つが心理的には近づかない)
☑自分の本心を悟られないように、又は、触れられたくない話題を避ける為に、自分からずっとしゃべり続ける。
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※全てが当てはまる訳ではありません
刷り込み場面
こどもを嫌う親や、機嫌が急変しやすい親、こどもに無関心な親、虐待する親に育てられたこどもが
- 人(親)に近づくと拒絶されるかもしれない
- 人(親)に近づく事は危険で怖い事だ
と思い込み【人に近づいてはいけない】が刷り込まれる。
又、親や仲の良い友達と、離別・死別した際に
- 仲良くなっても、どうせ死んで居なくなってしまうのだから、人に近づいたからって、何になるんだ。
と、心に決める事もある。
刷り込みの場面(一例)
☑親が怖い、機嫌が急変しやすい、何を考えているのか分からない、自分の事を嫌っている、自分に無関心。といった理由で、こどもの頃安心して近づけなかった。
☑親から虐待を受けた
☑体罰
☑学校などで、イジメを経験し「こんな目に遭うのなら、人に近づくのをやめよう」と心に決めた。
☑子どもの頃に、親や親しみを感じていた人と死別し「仲良くなっても、どうせ死んでいなくなってしまうのだから、二度と人に近づかないでおこう」と心に決めた。
☑子どもの頃、親からスキンシップ(身体に触れるコミュニケーション)を与えられなかった。
☑親が親しい人付き合いをしない人だった
☑親から「○○君とは遊ぶな」「金持ちは悪人だ」等と言い聞かされ、特定の人に近づけなくなった。
※棚田克彦 書籍「あなたの悩みがみるみる消える24の方法」より出典
自分の方から壁を作る
人と、ある程度までは仲良くなるんだけど、親しくなってくると自分から何となく壁を作ってしまって、フェードアウトしてしまう。というご相談は、とても多いです。
私自身も、そうでした。以前だと、自分が思ってした事や、話した事が、相手に上手く伝わらずに「ん?今までと何だか態度が違うな」と思っても「彼女はそんな人なんだ」「彼女がそう受け取ったのならそれは彼女の問題」と、本当は仲良く居たい相手でも、頭であたかも理解してるかのようにして、距離を置いたり、友達付き合いからフェードアウトしていました。
だけど、本当は仲良く居たい相手なので、その後の彼女の行動等が気になったり、あの時の何がダメだったんだろうって、ふと考えてしまう事もあったんですね。
でも、今は「一度時間をもらえないかな?」と、自分が本当はあの時どんな事を思って行動したのか?伝え方に問題があったのか?等を話せるようになりました。
殆どの場合は、相手が誤解していたり、自分の伝え方が悪かったりで「ごめんね」と仲直りをする事で、以前よりも更に何でも話せる仲になる事が多いです。
でも、自分の気持ちを伝えても、それでも相手と通じ合えない時は「ちゃんと伝えた」事で、スッキリし後悔も残りません。
これを見てみると、恋愛や夫婦関係もそうですね。このビリーフが過剰にあると、中々恋愛や夫婦関係は上手くいきません。
過剰になっている部分が緩まると、自分が心地よい距離感を保ちながら、もっと人間関係がスムーズになるかもしれませんね。
さて、読んでみてどうでしたか?気になった事、聞きたい事がりましたら、是非ご相談下さいね。