幸せになりません
こんにちは。公認心理師・ビリーフチェンジ心理セラピストの宮﨑くみこです。
過去10年間のブログは→コチラ
先週のブログ配信後に、公式LINE登録者の方から、ご感想が届きました。掲載に快諾頂いているので、是非ご覧ください♪
【月曜日の公式LINE配信を楽しみにしてます♪】という声を、ご登録者様から様々な場所で、声をかけて頂き、本当に嬉しい限りです(^^)
※ブログと、牧場の馬の写真、そしてブログには書いていない大切な事を毎週公式LINEにて配信しています♪
でも実は、自分の悩みを【無い事】にせず【色んな講座を受けてみたり】と、彼女も【行動】されていたんですよね(^^)更に大切な事は
向き合う事を【続ける】という一番大切な部分をされていらっしゃる方で、続けていると、その方の最善のタイミングは、必ず訪れると、私は信じています♪
そして、実際【思ったことを恐れずに言う】という事を【行動】としてされている事で【現実に変化を感じる】状況に、なられているそうです。本当に素晴らしいなぁ!と、思いました(^^)
Mさん、ありがとうございました♪
【愛】で繋がれないなら
さて、私達が小さなこどもの頃、純粋に「お父さん・お母さん」の事が、と~っても大好きですよね♪
産まれてすぐから「お父さん・お母さん」の事を、大っ嫌いで、憎しみさえ抱いている。という子を、私は見た事がありません。
だけど、日々の暮らしの中で、自分の意見や言いたい事、そして大切な気持ちや抱っこ等の温かさ等【こうしたい!こうして欲しい】という、内側から純粋に湧いてくる欲求を、
無視されたり、否定されたり。又は拒まれ、聞き入れてくれない。という事が日々重なり、どんなに、どんなに願っても
【もう、無理なんだ】と、諦めた時
純粋で大きな愛は、それと同様に大きな憎しみ(拒絶・嫌悪)へと変化します。
実は、
【大きな愛】
=
【大きな憎しみ(拒絶・嫌悪)】
という事で、実は愛情と憎しみ(拒絶・嫌悪)は【表裏一体】なんですね。
本当にどうでも良い相手ならば、好きや嫌いも無く、そもそも全く【気にならない】ものです。
心理セッションをしていると【純粋な愛】で、繋がる事が出来なかった場合、例えどんな形であっても心は無意識に【繋がること】を強く求める。そんな場面をよく目の当たりにします。
1-1|幸せになりません
赤ちゃんを、大切に自分の胸に抱きよせ、スヤスヤ眠る天使のような顔を覗き込んだ時【幸せになって欲しい】と、殆どの親御さんは純粋に願うものではないでしょうか?
しかし、子育てがスタートし、親が持つ、こどもへの純粋な願いは、少しづつ「これができないなら認めてあげないよ」「こうして欲しければ、言う事を聞きなさい」等【条件付きの愛】へと変化し、
先ほどのような、苦しい関係性が親子関係の中で日々繰り返されていくと、こどもは、親との愛での繋がりを諦め、もう一方の【繋がり方】として【憎しみ(拒絶・嫌悪)】という手段を無意識に選択してしまいます。
そして、その多くの場合最初に【幸せになって欲しい】という親の純粋な願いを叶えない。という現象(現実)を引き起こします。
これは、本人も無意識下で起こすことで、大人になり【あんな親にはなりたくない!】【絶対幸せになってやる!】と、頭では思っているのに、
なぜか?【あんなに嫌いだった親に自分が似てきたり】幸せを求めているのに、人間関係が上手く行かなかったり、努力が実らなかったり
【幸せを求めている】にも関わらず、中々上手くいかない。という事が起こるので、本人も、とても辛い思いをしてしまいます。
1-2|本当は叶っている
でも、実はその現実は、無意識ながら【叶っています】
なぜなら嫌いな親に自分が似る事で【繋がり】を感じ、親が最初に願った【幸せになって欲しい】というものを
無意識に自分が【幸せにならない】という事で【叶えてあげず】それが親への【復習】と【繋がり】になっている事もあるから。
それほど、親を思うこどもの心は、とても深く大きいものであり、それは、大人になってもなお心理的欲求は無意識下で続く。という事があります。
1-3|親を許す?
では、どのようにして、そこから抜け出すのか?という事ですが、先ずは、自分が心の中で、親を憎しみ・嫌い・拒絶している事に、気づく事です。
そして、よく【親を許す】と、言われる事もありますが【親を許す】という時点で、こどもである自分が、親よりも上の立場に居る事になるので、それだと【愛情の循環】は、上手くいきません。
【愛情の循環】とは、上から下に流れるもの。
実はそのような子育てしかできなかった、親自身も、本当はその親からの様々な【生き方・子育ての仕方】の影響が大きかったのが、事実です。
なので、そうしかできなかった【親の生き方】そのものを【尊重する】という事が大切です。
そして、無意識に【幸せにならない】という生き方を自分で選択している事に気づき、それを終わりにする。手放す。という事をします。
これは、決して今目の前に居る、親に対してする事ではなく、自分自身の【心の中に居る親】との関係性のイメージを変えていく事です。
これをしていけるのが、ビリーフチェンジ(思い込みを変える)という心理療法になります。
※この部分の詳細は公式LINEにて説明しています。
1-4|自己実現とは
すると、自分が【幸せになる】という事に、無意識に【許可】が出るので【今】という【現実】が自分が望む形にどんどん変化していくんですね(^^)
頭で思う事(意識)と、心で願う事(無意識)が、一致し、【自己一致】できた時、私達は【自己実現】できる。と、言われています。
人は言っている事よりも、その人の【現状・現実】が、全てこたえを物語っている。という事です。
表面上、憎しみや拒絶、嫌悪を感じていなくても、大人になって、そろそろ親を安心させたい。と思っているのに【親を困らせる(心配させる)】現実が続いている場合も、
もしかすると、苦しみや辛さで親と繋がる自分。又は【親よりも自分が幸せになってはいけない】と、思い込んでいるのかもしれません。
いずれにしても、そこから抜け出し、自分らしい生き方を選択する事は、いつからでも可能です。
【復讐】の人生よりも【自己一致】という事を是非大切にしたいものですね。
では、又月曜日♪