時間が無い!私だけが忙しい!
こんにちは。公認心理師、ビリーフチェンジ心理セラピストの、宮﨑くみこです。
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時間が無い!
毎年夏休みの期間は、馬も、そして私達も暑すぎるので、乗馬のレッスンは早朝のみ。そして8時以降からは、乗馬はお休みしています。
私達も、こどもや孫たちとの夏休みを満喫する為に、極力仕事は少なく予定を組んでいたのですが…。
実は、今年の夏休みは、私のミスで、想定外のスケジュールになってしまい、今までに無い程、多忙な夏休みになってしまいました (´;〇;`)
そこで、私がいつも言ってたことは【時間が無い!】でした。
1-1|私だけが忙しい!
仕事以外にもする事が沢山あって、私の頭の中では【あれもしなきゃ!これもある!】と、バタバタしていて、
だけど、それも知らずにボーっと横になって携帯を眺めているとーちゃんや、こども達を見ていると【何で私だけ忙しいと!】と、腹が立ってきて!
ついつい、掃除や晩御飯の準備も、無言でバンバン手洗い動作になっていました…。
「あーこれはいつものパターンだな」と気づいて、一旦手を休め、モヤモヤ・イライラしている自分の胸に手を当てると心が渇いているような【孤独】を感じている私が居ました。
そして、出てきた言葉は「何で気づいてくれなの」「何で手伝うよ。と、優しい言葉をかけてくれないの」でした。
1-2|甘える事が苦手だった
私は、物心ついたころから、なぜか両親に甘える事がとても苦手で、でも、それが私にとっては【当たり前】の感覚だし【普通】の事。
だから、私は小さい頃から親や姉達に頼る事無く、自分で頑張って生きてきました。(と、思っていました)
きっと小さい頃は、それで良かったのかもしれません。だけど、それが大人になり、結婚してからは、やる事が多い日常の中で、私は次々とやるべき事をしてるのに、
何もしないで、ゴロゴロしているとーちゃんやこども達を見て、イライラ!そして、無性に腹が立って、物をバンバン手荒に扱い、文句を言っては大喧嘩!を繰り返していたんですよ。
※本気でいつか離婚してやる!と思ってました!
そんな日々の繰り返しで、夫婦仲も、自営業も、子育ても、そして私自身のメンタルも立ち行かなくなり、藁にも縋る思いで学んだ心理学。そこで気づいた事があったんです。
1-3|本当は悲しかった
私は、生後8か月の時、足に大火傷をして、物心ついた頃から、両親が心配する姿をずっと見ていたので、無意識だけど【これ以上迷惑をかけてはいけない】と感じていて、
親に甘える事はダメな事だ。と、思い込み「自分で何とかしなきゃ」とか「強い私でいる事」をとても頑張ってきました。
するとね、ずっと頑張っていると、今度は自分から「助けて・手伝って」と言った時に、冷たく突き放されたら…と、思うと、それがとても【怖く】感じて、益々「弱音を吐いちゃいけない」という思いが強化されていったんです。
でも、本当はまだまだ甘えたかったし、出来ない事を助けて欲しかったんですね。そして、時には「本当に大丈夫?」「無理しなくて良いからね」と、気づいて声を掛けて欲しかった事に気づきました。
その部分を心理セッションで、本当は【悲しかった】思いや【怖い】と、感じていた部分を消化したんです。
それからは、随分と家族に【助けて・手伝って】が言えるようになり、私自身も生活に心と身体のゆとりが生まれて、こどもやとーちゃんに優しく、面白く接する事ができるようになり、家族の関係が随分変わりました。
1-4|私がしていた事は
私が結婚してずっとしていた事は
↓ やるべき事が沢山ある!
↓ 自分だけが、皆の為に頑張って忙しい!
↓ 誰も手伝ってくれずダラダラしてる!
↓ イライラ、モヤモヤして腹が立つ!
↓ 皆に八つ当たりして家族が嫌な雰囲気
↓ 誰も私のことなんて分かってくれない!と【孤独】を感じ、家族に不満を持つ。
見事にこのパターンを繰り返していました (;’∀’)
そして【私は家族のためにしてるのに!何もしない、そして理解して動いてくれないとーちゃんやこども達が悪い!】と、本気で思っていたんです。
1-5|本当にそうなの?
でもね、心理セッションで分かった事は【家族のため】と、思い込んでいたのも自分で、それを【1人でやらなきゃ!】と、思い込んでいたのも自分自身だったのです。
この【思い】は、私の頭の中にあるものであって、とーちゃんや、こども達に、超能力がある訳でも無く…。結局黙り込んで、何だかんだ言いながらも、いつも全てを1人でこなしている私を見ている家族には、それが【普通】で、
怒って「たまには手伝ってよね!」「自分の事は自分でしてよね!」と【伝えていた】と、私が本気で思っていた事は、相手からすると【ただの八つ当たり】に過ぎず伝わっていなかったんです。
人が【本当の気持ち】が分かるのは、自分自身だけ。例え相手が自分の親やこどもであったとしても【本当の気持ち】は、推測する事はできても【分かる】事はできません。
その為、私達人間は、人とコミュニケーションを取れる手段として【言語】を獲得したんですね。
なので、実は、気が利かない訳でも無く、気づいてくれない訳でもなく、甘える事や手伝って、助けてを伝えなかった私が【自分で自分を孤独にしていた】という事が起きていたんです。
結局、とーちゃんやこどもが悪いとか、良いとかは、無かったんですよ。相手に伝わるように建設的に【伝える事】が、私には必要だったのです。
1-6|自分のトリセツを持つ
今では随分時間に追われる感覚や、時間に縛られている感覚も減ってきましたが、完璧な人間なんて居ないものね♪
日頃はスムーズに頼み事もできるようになっていたけど、今年の超ハードな夏休みの時は、さすがにやる事が多すぎて、再び感じた【時間が無い!】というイライラ。
今でもその感覚に気づいたら、私は自分自身の【心のトリセツ(取り扱い説明書)】を持っているので、こどもやとーちゃんに八つ当たりする前に気づいて、
【あーこれはいつものパターンだな】と、セルフケアをして感情に飲み込まれる事なく、ひと呼吸おく事ができました。
1-7|気づいた後は?
それから、自分が何をしようと思っているのか?そして、どれを先にした方が良いのか?後でも良いし、私一人でしなくても、誰かに頼んだり、一緒にしてもらえるものってどれかな?と、
紙に書き出して、優先順位を付けていくと、頭の中で「あれも、これも」と、思っていた事が整理されて、自分の時間がとれそうな余裕が見えてくると、やる気が出てきました♪
そして、とーちゃんやこども達に、1人で色々していて、嫌だった事、悲しかった事、そして【今から夕方まで、これと、これと、これをしたいけど、どれか手伝ってもらえるかな?】
と【伝える】と、たまには断られる場合もあるけど、私が家族の為に「やらなければならない!」と、思っていた事が、
「あ。それ今日じゃなくても良いよ」とか「これは、明日でよくない?」と言われて【あれ?これって明日でもいいんだ】なんて、拍子抜けする事もあったりして(笑)
とーちゃんに、落ち着いてから、この一連の話をしたら【一番の時間泥棒は自分やっけんなぁ~】だって(^^)意味深いジョーク!
前にも同じ事言われたなぁ~なんて思いながら、はい、おっしゃる通りです(笑)
時間は、流れるものではなく【作るもの】って聞いた事あったな。と、思いつつ、
今年の暑かった夏も、そろそろ終わりそうですね♪10月からは【ポニーふれ合い教室】がスタートしますが、そんな中でも、自分の時間を作って、大好きな読書の秋を、楽しもうと思います♪
こうして見てみると、夏に感じた【時間が無い!】というイライラは、自分に気づける大チャンスでした。
実は日常の中に、自分が変われるヒントが、沢山ある事を再確認できた出来事でした(^^)
では、又月曜日に♪