自分を大切にするということ
こんにちは、公認心理師・ビリーフチェンジ心理セラピストの、宮﨑くみこです。
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※最後の【心理学基礎講座】10月からスタート
自分を大切にするということ
最近では【自分を大切にしましょう】という言葉は、よく見聞きするようになりましたね。
では、あなたは【自分を大切にしてますか?】と、聞かれて、ピン!ときますか?私は、自分ではそうしている【つもり】でした。
1-1【普通】に潜む生き辛さ
でも、これを見たらどうでしょう?
・自分が自分を好きじゃない ・自分の感情を我慢する ・自分の意見が言えない ・自分をすぐ責めてしまう ・自傷行為 ・欲しい物を欲しいと言えない ・疲れていても休めない ・自分だけ幸せになってはいけない気がする ・自分の為にお金を使えない ・自分はダメ。できない。とすぐに思ってしまう 等など… |
私は以前、1つ以外全てありました。でも、このような感覚をずーっと抱えているのは、とても辛いですよね。
でも、いつもいつも抱えている本人にとっては、その感覚は【当たり前】すぎて、それが【辛い事】だと分かっていても【仕方が無い】【そんなものだ】と、それを【普通】と、思っていたり、又はそもそも辛い事だと気づいていない。という方もいます。
なぜなら【それ以外の感覚】を知らないし、体験した事が無いからです。
1-2 体験から学ぶ事
【自分を大切にする】とは、誰かに
・安心安全な感覚で
・その人を信頼し
【大切にしてもらえた】
と自分が心と身体で【感じる事】を【体験する】という【学習】=【教えてもらう事】が必要なんです
1-3 周りからも
そして、私も含めてそうですが【自分を大切にできていない】時、実は周りの人達からも【大切にしてもらえない】という事が起こります。
〇自分が自分にしている【自分の意見が言えない】=【自分の意見を大切にしていない(できない)】でいると、
→あの人に何か聞いても、いつも「何でも良いよ」「皆と一緒で良いよ」ってしか言わないから、あの人の意見は聞かなくていいね。
〇自分が自分にしている【自分の感情(怒りや納得いかない気持ち)】を我慢して【自分の感情を大切にしない(できない)】と、
→あの人はいつも絶対断らないから、残業はあの人に任せよう。面倒臭いことは、あいつに任せておけばいいよ。
と、周りの人は感じ取り
【あの人は大切にしなくていい人】
そして
【大切にされない私】
という、人間パターンができあがってしまいます。
そして、日々そのような出来事が続く事で、益々、やっぱり私の意見って大切じゃない。だから何も言わない。
やっぱり私はこんな感じが【普通】だから「仕方がない」「そんなものだ」と
【自分が思い込んでいる「普通の強化行動」】となって、中々抜け出せなくなってしまいます。
実は【人間関係とは】
【自分が自分をどう扱っているか?】
が【反映されている】とも言えます。
1-4「思わず・つい・とっさに」が【現実をつくる】
上記の青枠に書いてあるような感覚を【当たり前】=【普通】と、感じるようになった理由は、先でも書いたように、心と身体で【体験する事が無かった】から。
そして、自分の意見を言ったり、自分の納得がいかない(怒り)感情を、相手にNOという形で伝えたりする事に【物凄い怖さがある】んですね。
だから、大人になって自分の【意見は言ってもいい】し、嫌なら【断ってもいい】と、頭では理解できているのに、いざ、その場になると、
無意識に心と身体が反応してしまって【思わす・つい・とっさに】「皆と一緒でいいよ」「あ、残業いいですよ」と【自分の意見や感情を大切にできていない】自分が出てきて【現実】はつくられてしまいます。
この【頭で考えている事】と
【心と身体の反応(行動)】
の【不一致】が【現実をつくり】
=【悩み】になります。
それを語る、クライエント様の中には【自分を大切にする】という意味が分からない。という方は少なくありません。
では、そこからどのようにすれば、その【自分が思い込んでいる「普通」の強化行動】から抜け出せるのか?
この部分を、来週月曜日に配信させて頂きますね。
では、又次回月曜日に。