24のビリーフ⑧【考えてはいけない】
「考えてはいけない」「自分が考えたいように・特定の事について・考えてはいけない」
〇成長に関するもの
【主訴】
【考えてはいけない】を持つものは「誰か他の人が考えてくれるから自分は考えなくていい」と、心のどこかで思っている。
そして、自分の意見を求められた時や何か問題が起こって、解決方法を考えなければならない時に、頭が混乱してパニックを起こす。
【考えてはいけない】が派生した形として
- 自分が考えたいように考えてはいけない
(誰かが考えるようにかんがえなければいけない)
- 特定の事について考えてはいけない
(お金・遊び・仕事・セックス等)
結論が出ないように、一番大事な所は考えないようにして、あまり関係のない周辺の事ばかりを考える。
どのように考えるのが一番良いか、考える方法を考える。という者もいる
考えてはいけない・他を持つものは
☑自分の考えを求められたり、考える場面になると、頭の中が真っ白になる。頭が混乱する
☑自分の意見が無い
☑自分で決められないので「どうしたら良いですか?」と人によく聞く
☑考える前に感情的になってしまう(例えば切れる・悲しくなる等)これは親のモデリング
☑考える事を後回しにする
☑特定の事(お金・遊び・仕事・セックス等)について考えられない
☑私は考えるのが苦手・頭が悪い・と思っている
☑考えるばかりで結論が出ない
☑結論が出ないように、一番大事なところは考えないようにして、あまり関係のない周辺の事ばかり考える
※ーーー※ーーー※ーーー※
※全てが当てはまる訳ではありません
刷り込みの場面
他の事はお母さんが考えるから、あなたはただ、勉強して、いい学校に入る事だけを考えなさい。のように、こどもの考える能力を禁止したり、低く評価する親によって刷り込まれる。
何でも先回りをして、こどもに指示を出す、過保護で過干渉な親との関りを通して、こどもが自分で考えるのをやめてしまう場合も多い
考える前に、すぐに感情的になってしまう「考えられない親」をお手本にする場合もある
刷り込み場面(一例)
☑「ああしろ・こうしろ」と、指示的で支配的な親に育てられた
☑「あなたは私の言う通りにさえしていればいいのよ」「お前は言う通りにしないと失敗するよ」というタイプの親だった
☑自分で考えた事に対して親が否定的で、批判的だった
☑自分の考えを馬鹿にされたり、笑われたりした
☑「〇〇(お金・遊び・仕事・セックス等)の事は考えてはいけない」と教育された
☑感情的になりやすい親だった(考えれない親)
※棚田克彦 書籍「あなたの悩みがみるみる消える24の方法」より出典
考える力を奪っている状態
【主訴】の☑自分で決められない。ので「どうしたら良いですか?」と人に聞く。これは、今とっても増えていて、以前あったドラマ【過保護のかほこ】のワンシーン。
20歳も超えた主人公が、毎朝自分がその日に着る洋服を「ママ、どっちがいい?」って、ママに決めてもらっていました。今の時代背景を顕著に表現したドラマでしたね。
とにかく、自分で考える事が苦手なので、誰かに決めて欲しいんですね。こうなると、自分の人生を考えて、自分で切り開いていけません。
あの、ドラマの子が、メキメキ変化していった、あの変わりようは、セッション後にクライアント様が変化していくようだなぁと思って観ていました。
親は「娘のため」という思いで先回りして、色々してあげている事が、かえって考える力を奪ってしまう事になります。
「かほこ」が自分のいう事を聞かなくなった時に、機嫌が悪くなって家を出たりする時点で、無意識に感じている「自分の思い通りにならない」=コントロール支配できない。が、態度に現れているのに、でも、表面上は【娘の為】という図式が見え隠れするという、面白いドラマでした。
これは、親が抱えている【不安】から起こるもので、その不安を解消する為の事です。
さて、読んでみてどうでしたか?気になった事、聞きたい事がありましたら、是非、ご相談下さい。