24のビリーフ㉒【自分の性別であってはいけない】
自分の性別であってはいけない
〇生存に関するもの
【主訴】
【自分の性別であってはいけない】を持つものは、心のどこかで「自分は違う性別に生まれてくるべきだった」と思っており、実際の自分の性別に対して違和感を感じる
- 女性(男性)が男性(女性)っぽい服装や、振る舞い、言葉使いをする
- 同性や異性に対して、過剰にライバル心や攻撃心を持つ
といった症状を示す
女性の場合、月経前症候群(Pre-Menstrual Syndrome)PMSや、不妊の原因の1つとなる事がある
自分の性別であってはいけないを持つものは
☑異性と近づく事に違和感を感じる
☑女性が、女性らしい恰好をしない(スカートを履かない、女性らしい色の服装をしない、短髪、化粧をしない等)
☑「女らしさ」「男らしさ」という言葉に過剰に反応する
☑同性に対して批判的、攻撃したくなる
☑「女性で、男性には負けたくない」という気持ちが強く、意地になって働く。やられたら、やり返す(女だからって、なめるなよ)
☑自分は何かが違うような気がする
☑女性が、ことさら女性らしさ(恰好など)にこだわる
☑月経前症候群・PMS(Pre-Menstrual Syndrome)
☑月経不順
☑赴任(他のビリーフも関係あり)
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※全てが当てはまる訳ではありません
刷り込み場面
【自分の性別であってはいけない】は、親が望んでいたのとは違った性別で生まれてきたこどもに対して
- お父さんも、お母さんも、お前が女(男)の子だったから、ガッカリしたんだよ。
- 本当は男(女)の子が欲しかったんだよ
のようなメッセージを通して刷り込まれる
また、言葉では直接伝えなくても
- 息子に可愛いレースやフリルのついた服を着せて可愛がる
- 娘に男の子のような恰好をさせて、元気に遊ばせる
と言ったように、非言語的なメッセージよっても刷り込まれる
刷り込みの場面(一例)
☑親から「お前は異性に生まれてきて欲しかった」「男(女)の子だったからガッカリした」等と言われた
☑親が異性の兄弟、姉妹ばかり可愛がった
☑親から「お前みたいな性格は異性に向いている」と言われた
☑(女の子が)「男の子に負けるな」「女に生まれたら損」「女は勉強や仕事はしなくていい」「女はお嫁さんになるのが一番の幸せ」等と、母親から言い聞かされた
☑(男の子が)「男は可愛くないからダメ」「男は優しくないからダメ」等と言い聞かされた
☑性的虐待を受けた事がある「私が女だからこんな目に遭うんだ」
※棚田克彦 書籍「あなたの悩みがみるみる消える24の方法」より出典
私にも心当たりが…
私には、4人の息子が居ますが、女の子も欲しかったんです。
なので、最後の息子は髪の毛ぐらい伸ばしたい!と思って、5歳ぐらいまで、髪を一度も切らずに、サラッサラのロングヘアーにしていました。
今考えれば、完全に4男の意思を無視した事でしたが、4男もそれしか知らないので【当たり前】と、感じていたようですが…。
小さい頃から強くて明るい自分でなくてはいけない。と、私は思い込んでいて、そのように振舞う私を、嬉しそうな笑顔で、お母さんは近所の人たちに「活発で男の子みたいやろー!」と、話していました。
髪も短く切り、ズボンばかり履いていると、お母さんはまた、嬉しそうに「男の子に生まれれば良かったね」と。
私は無意識ながらも「男の子のように強く活発に振舞わないと愛されない」と、思い込んだんですね。
そんな私は、3姉妹の一番末っ子。いつも「男の子が欲しかった」と聞かされていました。
心理を学んで【お母さんと同じことをしている!】と、気づき、こどもは【授かる】んだもの!男の子も、女の子も関係ない!と、すぐに髪を切りに連れて行きました。
その後です。四男は、実は保育園で「女の子みた~い」と言われ、男女のグループ分けの時も「女は向こうのグループぞ!」と、言われていて、本当は嫌だった、と、話してくれました。(ゴメンね)
私には「お母さん髪おだんごにしてー」等、進んで嬉しそうに言ってきていたので、私は本当の息子の心を見ていませんでした。4男は、小さいながらも、私の期待に応えてくれていたんですね。
子育てには、自分が持っているビリーフが大きく作用する事を、改めて実感した出来事でした。
さて、読んでみてどうでしたか?気になった事、聞きたい事がありましたら、是非、ご相談ください。