24のビリーフ⑤【こどもであってはいけない】

こどもであってはいけない

〇成長に関するもの

【主訴】

【こどもであってはいけない】を持つものは、人に甘える事や人に頼る事、ワガママである事や自分の気持ちを優先する事を我慢して、自分よりも他人(の気持ち)を優先しようとする。

 

誰からも気に入られたい。という気持ちが強く、常に「いい子」や「良い人」であろうとする。人の面倒見が非常に良く、可哀そうな立場の人に対して過度に共感的、同情的である。

 

まれではあるが、心の中で感じている「良い子でなければならない」という不自由な感覚に抵抗して、あえて反抗的であったり、過剰に自由に振舞おうとする者もいる。

 

こどもであってはいけないを持つものは

☑「ああしろ」「こうしろ」と、人に対して指示的、支配的になってしまう(親的な立場を取りたがる)

☑何でも率先してやらなければ気が済まない

☑本当は自分が面倒を見て欲しいのに、人の面倒を見る役回りになってしまう

☑可哀そうな人に過度に共感的・同情的(カウンセラー・セラピスト・医師・看護師・福祉関係者等)

☑誰からも気に入られたい気持ちが強く、人からどう思われるかが気になる

☑人に気を使いすぎる

☑誰に対しても常に「いい子」「良い人」であろうとする

☑人に合わせて、本心でない事を言ってしまう

☑わがままを言えない

☑人に甘えられない

☑感情表現が苦手で喜怒哀楽の感情を自然に表現できない

☑「欲しい・いらない」「好き・嫌い」といった意思表示ができない

☑人前ではしゃげない

☑こどもや、こどもっぽい人が苦手で、イライラする

☑パニック症(広場恐怖・パニック発作・予期不安)

☑全般性不安障害

☑対人恐怖

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※全てが当てはまる訳ではありません

 

刷り込み場面(一例)

☑親のしつけが厳しかった

☑両親とも、いつもキチっとした人だった

☑親から過度な期待をかけられた

☑親から「あなたはお兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから」と言われ、こどもっぽい振る舞いを許されなかった

☑自由や楽しみ、こどもらしい活動を禁止されていた

☑いつも「良い子」を演じる事で、親から愛されようとした

☑こどもの頃に父親(母親)を亡くし「自分がしっかりしなくては」「自分が残りの家族の面倒をみよう」と決断した

☑両親のケンカが絶えず、それを見る度に「自分が何とかしなければ」と思っていた

☑いつも親が大変そう(忙しそう)にしていて「自分だけ遊んではいけない」「自分もしっかりしなければ」と思い込んだ

☑うつ状態の親を喜ばせようとしたり、こどもの頃から親の感情の面倒を見て「自分が親を幸せにしてあげよう」と決断した

☑性的・肉体的虐待を受けた時に「こどもだからこんな風に虐げられたんだ」と思い込んだ

※棚田克彦 書籍「あなたの悩みがみるみる消える24の方法」より出典

 

こどもにイライラする!

このビリーフは、長男・長女に多く見られますが、私は三姉妹の一番末っ子だけど、とーーーってもこのビリーフが強く、当時は人の役に立つ事は「当たり前」と思っていたので、自己犠牲や、一番大切にしなければならない「今の家族」を二の次にしてまで「人の為」に行動していたので、家族間、特に夫婦関係があまり上手く行きませんでした。

 

実は、これは「支援者・対人援助職」の方にとても多いように思います。

 

そして、ご相談の中でも【我が子を愛せない】という方は、以外に多く、自分がこどもらしく振舞う事を禁止し、甘える事、人に頼る事も我慢して、気が利く良い子でいたため、

 

真逆の、こどもらしく、自分勝手で、わがまま、遠慮なく甘えてくる我が子に、自分の中の小さく傷ついた子(インナーチャイルド)が反応して、

 

「私は我慢してたんだから、あんたも我慢しなさいよ!」と、イライラして【我が子を可愛いと思えない】という事が起こってしまうんですね。

 

だから、怒っちゃいけない、こどもだから仕方が無い…って、頭では解っているのに、いざとなると、抱っこさえも嫌悪感を感じてしまう自分に「罪悪感」を感じるママは多いんです。

  • ワガママが言えなかった場面
  • 甘える事ができなかった場面
  • 愛されたくて頑張っていた場面
  • 自分の感情を我慢する場面

など、ビリーフチェンジのセッションで、一つのセッションで一つの場面を丁寧に扱う事で、我が子にイライラする事はあるけれど、自分の感情を抑えられない程、爆発するような事は減り「純粋に我が子が愛おしい」という感覚が芽生えてきます。

 

そして、捉え方が変わって、実は【我が子を愛せない】ではなく【愛し方が分からなかった】だけ。という事にきづいていきます。

 

さて、読んでみてどうでしたか?気になった事、聞きたい事がありましたら、是非、ご相談下さい。