恋愛、結婚は難しい?
おはようございます。公認心理師・ビリーフチェンジ心理セラピストの宮﨑くみこです。
先日の11月24日(月)は、私達夫婦の【29回目の結婚記念日】でした。

今回は、特別お祝いすることもなく、2人でゆっくり家呑みを堪能しつつ「こうして普通に迎えられることが一番ね」と話していました😊
この【普通】というのが、中々難しいものだと実感しています。
これまでの29年間、何度も離婚を考えながら過ごした波乱万丈の夫婦生活でした。そのことは、以前のブログとフォーシーランチのHPを是非ご覧になって下さいね😊
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フォーシーランチHPブログ |
もくじ
1-1懐かしい痛み
さて、今日は恋愛・結婚について書いてみたいと思います。
私達が恋愛や結婚で、同じような失敗を繰り返すとき、そこには単なる【性格】や【相性】と言った説明では届かない、深い心理のパターンが関わっている場合があります。
それは【ビリーフ(思い込み・価値観・信念)】幼少期、親との関りで身に付いた【つながり方のクセ】です。

そして、中々気づけないのですが、そのパターンが【意識・顕在意識では嫌】なのに【無意識・潜在意識では快】になっている。ということです。
例えば子どもの頃。
親が忙しくて余裕がなく、つい感情的に当たられたり「何でできないの!」「ほら、だから言ったじゃない」とダメ出しをいつもされていたりしていた。

そんな時、小さな自分は確かに傷ついたし、怖かった。だけど…。同時に、それは
【世界で一番大好きな人(親)と「関わる・つながることができる瞬間」】そのもの
でした。
子どもにとって【親は全世界】です。そして、大好きな人(親)との関り方は【大好きな人とつながる方法・手段】として、心の奥に深く刻み込まれます。
なので、大人になって恋愛・結婚をすると、
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・なぜか?感情的に怒るパートナーと一緒になる ・ダメ出しされるとつい従ってしまう ・暴言やキツイ言い方が嫌なのに別れることに大きな不安を感じる |
というようなことが起こります。

これは、あなたが弱いわけでも、依存しているわけでもありません。
大人の今の自分は、このような【愛する人とのつながり方】は、ケンカばかりで苦しく嫌なはずなのに、別れようとすると逆に不安になってしまう。
というのは【かつての親との関り】を【愛のつながり方】として、無意識の奥に深く刻まれた記憶が繰り返し、再現しようとしていること。なんですね。
無意識は善悪を判断しません。ただ【知っているやり方】【慣れている関係性】を繰り返すだけです。
それが、たとえ今同じ事をすると傷つく関り方だとしても【思わず・つい・とっさに】反射、反応として出てしまうんです。
1-2|小さな自分(インナーチャイルド)
でもね、ここからが大切です。
その【パターン】に気づいたら、それはやっと【自分の中に居る小さな自分の存在】に気づいた瞬間です。

その、小さな自分(インナーチャイルド)は、本当はどうして欲しかったのでしょうか?
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・本当は怒らないで優しく言って欲しかった ・そのままの私を認めて欲しかった ・ちゃんと見て欲しかった ・優しくハグして欲しかった…等々 |
傷ついた小さな自分(インナーチャイルド)の【本当は】という声に耳を傾け、大人の自分が【本当はそう思っていたんだね】と、大切な思いを認めてあげることで、
傷つきながらも懸命にその時代を生き抜いてくれた小さな自分(インナーチャイルド)は、癒され、心の中で暴れることが減っていきます。
そして、大人のあなたが【もう大好きな人と、昔のような「愛のつながり方」じゃなくていいんだよ】と、小さな自分(インナーチャイルド)を抱きしめ直すことで、

インナーチャイルドをクッションに見立ててやってみて♪
無意識に染みついていた【古い愛の型(つながり方)】は、ゆっくりと書き換わっていきます。
1-3|経験したことがないから分からない
しかし多くのひとが【安心できる愛し方】は、経験したことがないから分からない。と言います。

これはとても自然なことです。安心を経験していない人が、安心を知らないのは、当然のことかもしれません。
しかし本当は【知らない】のではありません。実はあなたは既にどこかで触れたことがあるんです。
それは、恋愛マンガやドラマ、映画を観て、なぜか胸がギュッとしたり、感動の涙を流したりしたことはありませんか?
それは、ストーリーの中に【本当は自分が欲しかった愛のカタチ】が映し出されているからです。

そこには、もしかすると
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・相手を傷つけない言い方 ・怒りよりも思いやりを優先する姿 ・相手を尊重する態度 ・自分を大切にしてくれるまなざし |
などが、描かれていたのかもしれませんね。その部分に心が反応する。ということは、あなたの心は既にそれを知っている証なんですよ。
1-4|実在の関係性から学ぶ
また、身近にいる【安心も不安も上手に付き合いながら夫婦円満な関係】でいる人と過ごしたり、話を聴いたりすることも、とても強い学びになります。
そんな夫婦の会話の仕方、相手を思いやる姿勢、トラブルが起きた時の対処の仕方。など、そうした【実在の安心できる関係】に触れることで、
心は少しづつ「あ!こういう愛し方もあるんだな」「こっちの方が私はいいな」と【自分達の愛のカタチ】という、新しい道が育まれていきます。

1-5|相手は変わらなくても関係は変わる
「でも、私が変わっても相手が変わらなければ意味がないですよね?」というご質問も、実はとても多いです。

確かに。相手も変わってくれたら一番楽です。でも、心理学では【変えられないもの】と【変えられるもの】が在る。と言います。
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【変えられないもの】は、過去起きた出来事と他人。 【変えられるもの】は、過去起きた出来事に対する思い込み・未来・そして自分。 |
と言われていて、自分は変わることができますが、相手を変えることはできません。
しかし、実は【自分が変わる】と【相手が変わらざるを得ない状態】が、生まれることがあります。そのプロセスを少しお話してみようと思います。

例えば、いつもパートナーに感情的に当たられ、ダメ出しをされ、本当は嫌だけど【何も言わずに従い黙る】と、耐えることで関係性を保っている。としたら、
それは、子どもの頃に学んだ
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・怒られても我慢していれば親とつながっていられる(受け入れられる) ・否定されるのが当たり前だった |
という【愛のつながり方】のまま生きていたからです。でも、心は辛く苦しい。これは傷ついた小さな自分(インナーチャイルド)が心の奥で暴れているから。
ただ、嵐に立ちすくむように、相手が怒れば受け入れ、責められれば黙り込む。
その関係の中では、お互いに変化起きません。大人の自分はそれに耐えれず別れることを選択したとしても【愛のつながり方】は変わっていないので、又人を変え、場所を変えて再現します。
なぜなら、同じ役割を続けている限り、同じ人生脚本は繰り返されるからです。

1-6|抱きしめ受け入れ癒すと
ところが、あなたが小さな自分(インナーチャイルド)の存在に気づき【本当はどうして欲しかったか?】を丁寧に紐解き受け止めていくと、
心の中の【古い人生脚本】は静かに書き換わり始めます。すると少しづつ心に変化が訪れます。
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・怒られても昔ほど動じなくなる ・ダメ出しされても「私はダメじゃない」と内側で感じられる ・嫌な事は「それは嫌だな」と穏やかに伝えられる ・無理に合わせたり、過剰に我慢したりしなくなる ・不要なケンカをせず「話せる時に話す」姿勢になる |
これは、決して強がりではなく、小さな自分(インナーチャイルド)が癒され、自分は自分のままでいい。自分は大切な存在だ。と、自分に受け入れてもらったことで、起こる現象なんですね。

1-7|同じ脚本が成立しなくなる
相手が怒っても、以前のようにオロオロせず、責められても必要以上に落ち込まず、淡々と誠実に自分の気持ちを伝えられるようになると、実は【相手は困惑】します。
なぜなら、今までのような関わり方では、関係が動かなくなるからです。相手は無意識に【今までの反応】を【前提】にしていたからです。
なので、その【前提(脚本)】が崩れると、相手も【別の関わり方】を探し始めます。

この変化は【劇的】ではありません。しかし【確実に・静かに・少しづつ】起き始めます。例えば、
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・相手の怒りが「もういい!」と短くなる ・ダメ出しが減る ・話している時のトーンが柔らかくなる ・何だか最近落ち着いたね。と言われる ・ケンカの頻度が減る ・気づけば昔より笑い合える時間が増える 等々 |
こんな小さな変化がじわじわと積み重なっていくんですね。
正に、このような変化を私達夫婦も辿ってきたプロセスそのものです。表面上は仲の良い夫婦のように取り繕っていたけど、
実はいつもケンカが絶えず、いつ離婚しようか。と思っていた夫婦関係でしたが、ビリーフチェンジの心理セッションを受けていき、小さな自分(インナーチャイルド)を癒し受け入れていったことで、
今は、例え誰がなんと言おうと私は私で良い、という【心に大きな芯が育ち】夫婦関係も心地よいものへと大きく変わりました。

ひとつ、覚えておいて欲しいのは、自分が相手に【どのように扱われるのか?】は、自分が自分のこと(インナーチャイルドもね)を【どのように扱っているのか?】で、決まる。ということです。
1-8|知らなくても大丈夫
もしも、あなたが【安心できる愛し方】なんて知らない。どうしたら良い恋愛、夫婦関係になるのかが分からない。と思っていても大丈夫です。
大人のあなたは【本当に自分が望む愛のカタチ】を知っています。
時には【幸せそうな2人】を見た時に「いいなぁ」と感じたり「見たくもない!」と反応するかもしれません。
それこそ【本当は望む愛のカタチを知っている証】です。【安心なつながりのモデル】を肌で感じとっています。

インプットされていないものはできないけれど、少しずつインプットしていけば、必ずできるようになります。それは後からでも、幾つになっても育むことは可能なんです。
1-6|変わるのは自分。だけど変わっていくのは2人
人は、自分の傷を癒した分だけ、愛し方も、愛され方も変わっていきます。
小さな自分(インナーチャイルド)を拒み、ないがしろにすればするほど、小さな自分(インナーチャイルド)は、気づいて欲しくて、あなたの心の中で大暴れになり、大人のあなたは苦しく生き辛さを抱えます。

しかし、あなたの心の中にいる小さな自分(インナーチャイルド)を大切にすればするほど、大人のあなたは、優しくて穏やかで、しなやかな存在と育っていきます。
その変化は、パートナーとの【関係の質】を確実に変え、結果、子どもとの関係、友人との関係、職場での関係も、全てが心地よいものへと変化していくんですね😊

なぜなら夫婦、男女の関係は「人を産み出す根源の関係」だから。
決してあなた一人だけが頑張る必要はありません。ただ【傷ついていた小さな自分(インナーチャイルド】を癒し【自分を大切にする力】を育てていくだけで、
同じ家に流れる空気が少しづつ少しづつ、温かいものへと変わっていくはずです。
そして、そのプロセスを安心して一緒に進んでいくために、私達心理セラピスト、カウンセラーがいるのだと思います😊
では、又月曜日に♪
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