頑張っても満たされない・自己否定が止まらない
おはようございます。公認心理師・ビリーフチェンジ心理セラピストの宮﨑くみこです。
もくじ
1-1|頑張っているのに満たされない
毎日仕事や家事、育児に追われながらも「もっとちゃんとやらなきゃ」と思っている。
確かに認められたくて、自分の存在価値を確かめたくて頑張っているのに、どこか心が空っぽで、ちょっとしたことで「やっぱり私ってダメだな」と、落ち込んでしまう…。

そんな思いを抱えていませんか?
実はこの「頑張っても満たされない」「自己否定が止まらない」という状態の背景には【ビリーフ(信念)】という、心の奥にある【思い込み】の存在が関係しているのかもしれません。
1-2|心に根付いた「見えないメガネ」
心理学でいう【ビリーフ(思い込み・価値観・信念)】とは、自分や他人、世の中、世界に対する【無意識の思い込み】のこと。
多くは幼少期の経験を元に形成され、その人の中で【当たり前】という感覚として根付きます。
例えば
| ・人に迷惑をかけてはいけない
・人は努力しなければ価値はない ・私は誰かに認められないと存在してはいけない ・感情を出したり弱音を吐いてはいけない |
このような【ビリーフ】は、まるで【色の付いたサングラス】のように、世界の見え方を変えてしまいますが、本人はそのサングラスを幼少期からずーっとかけているので、

その見方、捉え方は【当然だし、当たり前】という感覚を持っていて、違う人の見方や捉え方を見聞きした時「はぁ?何でそう思うのか、言うのか、訳がわからない」と感じます。
1-3|役に立たなければ
私のクライエント様のお話ですが、掲載に快諾頂いたので、是非ご覧ください。
Aさんは30代後半の会社員。
周囲からは【仕事ができる】【気が利く】と評判ですが、本人は常に【私なんてまだまだ…】と、感じていて、どれだけ成果を出しても心から満足できません。

カウンセリングでお話を聞いていくと、Aさんには【私は役に立たなければ見捨てられる】という【ビリーフ(思い込み・価値観・信念】がありました。
Aさんは長女で下に妹が2人。そんなAさんは幼少期家族の中で「いい子」でなければ怒られたり、無視される経験が多かったそうです。

「手のかからないい子」でしか見てもらえなかったし、愛してもらえなかた。
その経験から【ただ存在しているだけでは価値が無い】という、無意識の【思い込み(ビリーフ)】ができたんですね。
そのため、大人になっても【人の役に立たなければダメ】【常に周りを見て動かないとダメ】そして【常に完璧でなければならない】という行動に駆り立てられ、
本当は凄く疲れていても断れない上に【人の役に立たず、自分勝手で、いい加減な人】を見ては異常に腹が立ち、十分頑張っているのにどこかいつも「自分はまだまだ」と責め続けていました。

そして、もうお1人のクライエント様のお話です
Bさんは40代前半の母親で、子育てとパートを両立させながら、日々頑張っています。
【自分のことは後回しでもいい】【人に甘えちゃいけない】と言いながら、ふと涙が出て止まらない。という日がある。とのことでした。

Bさんもカウンセリングの中で、無意識に抱えている【ビリーフ(思い込み・価値観・信念】がありました。
それは【私は弱さを見せたら嫌われる】【人に甘える事は迷惑をかけることだ】というものでした。
Bさんは小さい頃から、泣いたら【うるさい!】【泣くな!】【我慢しなさい!】と言われることが多く、感情を抑えて【しっかり者】でいることを求められてきました。

そのため、大人になった今も【本音を出したら迷惑になる】【助けて。と言ったら嫌われる】という、無意識の恐れが彼女を縛り、
【もっと頑張らないと!】【人に甘えてはいけない!】と、自分を追い込み続けていたんですね。
なので、Bさんは【自分の言いたい事は言うけど、頑張ろうとしない人】や【自分で努力もしないで、すぐに人に頼る人、甘える人】を見ると異常な程腹が立っていたそうです。
そして、Bさんの場合、その【腹が立つ相手】が、夫でした。自分が信じて疑わない【サングラス(ビリーフ)】と、全く逆の相手なので、

【何で分かってくれないの!】【何でいつもあなたはそうなの!】と、パートナーとの関係も険悪な関係になっていました。
1-4|ビリーフは悪者ではない
ここまで読んで【私にも当てはまるかも】と、思った方も居るかもしれません。
でも【ビリーフ(思い込み・価値観・信念】は、その当時の【自分を守るために生まれた知恵・能力】でもあります。
例えばAさんは【いい子】でいることで、家庭内で安心を得ようとしたし、Bさんは【しっかり者】でいることで、両親との関係を保とうとしました。
それは、その時できるだけ傷つかずに【生き延びるために必要だった「戦略」】という【サングラス(ビリーフ)】だったんです。
ただ、その当時は大変役に立ったものだったけど、大人になった今も、ずっとその【戦略】=【サングラス(ビリーフ)】をかけ続けているが為に【自分を苦しめる足かせ】になっているのなら、

少しづつその【サングラス(ビリーフ)】の濃さを薄くして手放していっても、良いかもしれませんね😊
1-5|手放すには「気づく」こと
幼少期にかけた【サングラス(ビリーフ)】を手放していくには、まずは「気づくこと」が大切です。
| ①今、自分を苦しめている思い込みは?
「なぜ?私は頑張っても満たされないんだろう?」と、立ち止まり、自分の内側を見つめることから始まります。 |
| ②どうして【サングラス(ビリーフ)】をかけたんだろう?
「いつからそう思っているんだろう?」「子どもの頃どんな経験をしたかな?」と、優しく振り返ることで、自分を責める気持ちが少し和らぐかもしれません。 |
| ③【今】の自分にとって「必要な考えを”選択”する」
・絶対に役に立たなくても、私はここに居ていい ・人に頼っても、甘えてもいい ・失敗しても私には価値がある |
このような【新しいビリーフ】を少しづつ心に根付かせていくことが、癒しと変容の第一歩になります。
1-6|人が存在することに”理由”はいらない
【頑張っても満たされない】それは、あなたがダメだから。ではありません。

ずっと昔に身に付けた【生きるための方法】【思い込みのサングラス】をかけ続け、今も疑うことなく忠実にその世界感でいるだけ。
でも【今】あなたはもう【自分を責めて頑張り過ぎる】以外の生き方を選ぶ力があるんです。

本来人は【ただ存在しているだけで価値がある】
誰かの役に立たない時があっても、自分が好きなことをしても、人に頼ることがあっても、時には失敗したとしても、人は皆尊い存在です。
少しづつ自分がかけている【サングラス(ビリーフ)】に気づき、優しく書き換えていくことで【頑張る時は頑張る。だけどそうじゃない時があってもいい】

という、自分で選択できる自由がきっと芽生えてくるはずです。
1-7|自分では難しい…
「そうは言っても、自分では中々難しい…。」「言うのは簡単だけど日常に追われて無理」という方は、是非心の専門家にご相談下さい。
頭で思っても、中々そうできない。という部分を根本から解決できるのが【ビリーフ(思い込み)チェンジ(変える)】の心理セッションです。

あなたのペースで、ゆっくり、そして無理なくご相談しながら進めていくことができます。
自分の【サングラス(ビリーフ)】を知ることは、自分自身の【トリセツ(取り扱い説明書)】を知る事ができるということ。
「自分を責めてしまうのは、そういうことだったんだ!」「何で私は断れなかったのかがわかった!」「つい、いい人を演じてしまうのはそういうことだったんだ!」と、自己理解ができてくると、
だとしたら、これから【自分はどんな人生を送りたいのか?】が、きっと見えてきます。
【自分らしい生き方】をしている人を見てると【羨ましい】と感じていたかもしれませんが、それは自分にもその【可能性がある】から反応しているのだと思います。

【今】のあなたが望む生き方を是非実現させてくださいね😊
ちなみに、Aさんは自分のペースで仕事が楽しくできるようになり、職場の人間関係も心地よいものに変化されました。
そしてBさんは、自分だけが頑張る訳ではなく、パートナーに上手に甘えながら、笑顔がとても増えたそうです♪

では、又月曜日に♪
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