自由な選択
おはようございます。公認心理師・ビリーフチェンジ心理セラピストの宮﨑くみこです。
今年最後、月曜日更新のブログ記事になります。最後までお付き合い頂けると嬉しいです😊
もくじ
1-1|つながり
さて、私達は本来【誰かとつながっている】という実感があって初めて【安全であり、安心できる生き物】です。

しかし現代社会では、その【つながりの感覚】を得る機会が急速に失われつつあります。
便利さや効率を優先する生活の中で、私達は無意識のうちに【ひとりの方がラク】【感情を出さない方が安全】と思い込むようになりました。
けれど、それは私達が【人】という生物としての【本能】が求める方向とは【真逆】です。
【本能が求めている】のは【安心できる「つながり」】です。楽を選ぶことではなく、心が満たされる【幸せ】の方向へ動くことです。

だからこそ
| ・人が怖い
・つながり方が分らない ・感情が厄介に感じる |
という状態は、それはある意味【本当は人とつながりたい】のに、それが出来なくて【困っている】という心の深い叫びなのかもしれません。
だけど、実際は人との交流から距離を置く人達が増えているのが、今の社会の現実なんですね。

1-2|楽と幸せは違う
しかし【心と身体は本当に正直】です。
特にクリスマスや年末年始。
街のイルミネーションを見たり、家族や仲間と過ごす人たちの姿を眺めたりした時、ふと胸の奥に湧き上がる、あの【孤独感】。
| ・別にひとりでもいい
・誰にも会わない方が楽 |
そう思っていたはずなのに、心は孤独感で押しつぶされそう。

確かにひとりの時間はとても大切です。自分を整えたり、静けさの中でエネルギーを回復させたりする意味でも【ひとりの豊かさ】は欠かせません。
でも、もしそれが
| ・人が怖い
・傷つきたくない ・どう接していいか分からない |
といった【不安】から生まれた【ひとり】なら…。それは【楽】ではあっても【幸せ】にはつながりません。

本来人としての豊かさは、ひとりの時間をゆったりと楽しむこともできれば、時には仲間や家族と心地よいつながりの中で、笑ったり語り合ったりできること。
その時々の【今の自分】を感じながら、どちらも自由に選択できることが、人生を豊かにしてくれるのだと思います。

1-3|無意識の欲求
私達の脳と身体は、数十万年前の環境に合わせて進化してきました。氷河期の厳しい自然の中でも、人は【群れ】で生きることで、ようやく【生き延びる】ことができました。

| ・ひとり=危険
・仲間と一緒=安心 |
という感覚。これは私達人間の本能レベルの反応です。
だからこそ、現代のようにひとりで生活できてしまう環境にいても、心の奥で【誰かとつながりたい】という【無意識の欲求】が消えることはありません。
むしろ、外側の条件が満たされるほど、内側の孤独感が際立つこともあります。これは、生き物としてのごく自然な反応なんですね。
1-4|関係性の中で育むもの
赤ちゃんは、ひとりでは生きていけません。必ず【他の誰か?】からのお世話や関りが必要です。

人との関りを通して【安全を感じ】【信頼を学び】【言葉や感情の扱い方】を身に付けていきます。
人は【関係性】の中で育ち【関係性】の中で自分を理解する生き物
発達心理学では、人とのつながりを通して次のような力が育つと言われています。
| ・感情を調整する力
・自分の価値を感じる力 ・ストレスへの耐性 ・思考の柔軟性 ・他者への共感 |
つまり【つながり】は、単なるオプションではなく、人間の心の土台を作るものなんですね。

だからこそ、幼少期、一番身近な親との関りが上手くいかなかった経験があると【人は怖い】【本音で関わると痛い目に遭う】【なるべくひとりの方が楽】
という感覚が出てくるのは、当然な事で、心の傷つきから守るための健気な反応なのかもしれません。
1-5|人との関係が作るものとは
哲学者マルティン・ブーバーは、人の生き方を
| I-It(私と「もの」の関係
I-Thou(私と「あなた」の関係 |
で表現しました。「もの」として相手を見ると、効率や損得だけが基準になります。しかし「あなた」として相手を見ると、そこに生まれるのは温かい交流、存在そのものへの敬意、心の通い合い。

現代は便利さや効率が優先され、気づかないうちに人を【I-It(私と「もの」の関係)】として、見てしまいがちです。
すると、つながりが希薄になり、自分もまた【誰かにとってただの「もの」】のように感じられてしまいます。
ブーバーはこう述べました。
人間は【対話】の中でのみ、本当の自分となる
人との関係は、私達の存在そのものを形づくっているんですね。

1-6|大切なメッセージ
もちろん、現代社会は忙しく、人間関係は複雑で、距離も取りやすい。だから【もう人とそんなにつながらなくてもいい】と、感じてしまうのも自然なことです。
でも【本当は】私達の心はずっと昔と変わらず【安心できる「誰か」】を求め続けています。
ひとりで完結できるようでいて、ひとりでは満たしきれない部分が在る。その事を感じる瞬間が、クリスマスや年末年始のような【つながり】を象徴する時期なのかもしれません。
これは時代のせいでは無く、人間としての【本能】が教えてくれている【大切なメッセージ】なんですね。

1-7|本当は大切にしたい
もし今
| ・人が怖い
・上手く関われる自信がない ・面倒だと思ってしまう |
こう感じていたとしても、大丈夫です。それは、あなたの中の【人とつながりたい心】が、ちゃんと存在している証拠でもあるからです。
怖さが在る。ということは【本当は大切にしたい気持ちが在る】ということ。

だからこそ、つながりはあなたを傷つけるだけ。のものではなく、あなたが回復し、安心し、豊かになるためのものだと、どうか忘れないで下さいね。
1-8|自由に選択できる自分
ひとりの時間を大切にできることも、誰かと笑い合える時間を受け取れることも【どちらも尊い人生の一部】です。
どちらかを【避けて】生きるのは、本当の自分自身ではありません【どちらも自由に選択できること】その自由こそが、本当の豊かさなのだと思います。
その自由は【人とつながっても大丈夫】という深い安心感があるからこそ手に入ります。
このブログを読んで、あなたの心が【もう少しだけ人とつながってみてもいいかもしれない】と、感じるきっかけになれると嬉しいです😊

今年も毎週月曜日更新のブログに、お付き合いいただき本当にありがとうございました。
来年もどうぞ宜しくお願いいたします。では、素敵な年末年始をお過ごしください♪
では、又来年月曜日に♪
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