ご質問・人生は良いとこ取り⁈

おはようございます。公認心理師・ビリーフチェンジ心理セラピストの宮﨑くみこです。

 

今日の内容は、SNSで【人生良いとこ取りすれば良いよ!】と、書いていたコーチングの方が、

 

結果人間関係のトラブルになった時、その環境や関わった相手の方のせいにして、文句や愚痴を書かれていた投稿を見たクライエント様が、

 

自分で良いとこ取りしたのに人の文句や愚痴を言うのはなぜですか?】というご質問に対してのお答えです。

 

 

1-1|良いとこ取り

 

世の中にはたくさんの情報が溢れています。そんな中、占いや鑑定でも、良い事・悪い事を告げられると、

 

良い所だけを受け取る人も居れば、悪い事を回避する手段に注意を向ける人もいます。

 

又、心理学の中には【過去を振り返り無意識を扱う事で根本解決になる】というものもあれば、

 

【過去は一切振り返らず、扱う必要はない。今の自分の意識が大切】というものも存在します。

 

 

相反する】ような情報が溢れる中、自分が信じたいものを信じれば良いし【良いとこ取り】をすれば良い。と、私も思います😊

 

1-2|そこに必ずついてくるもの

 

しかし!です。

 

良いとこ取り】をした事での【結果】が必ずあります。そして、その【結果】には、

 

自らが【選択】した【責任伴います。

 

情報にしても、様々なコミュニティにしても【良いとこ取り】をした結果こんなはずじゃなかった。と嫌な思いをしたり、周りの反応が冷たくなったり等で、

 

逆に苦しくなった。としても、それは自らが【良いとこ取り】をした【結果】なんですね。

 

この、今の現状(人間関係)は自ら【良いとこ取り】を【選択】した自分の【結果】だ”

 

と、その事実を受け止める事。それが【責任責任者意識)】です。

 

しかし

 

あの人がこう言ったから。あの人の態度が嫌だ。あの情報は間違ってる!等、自分が【良いとこ取り】をした結果だけど、それは受け入れずに

 

 

愚痴や文句が出る。ということは他責被害者意識)になります。

 

そもそもそれは【自分の選択】に対しての【責任】を持つ事ができていませんね😭

 

1-3|責任とは

 

自分選択責任を持つ】の中には

 

・自分の意見に責任を持つ

・自分の行動に責任を持つ

・自分の人生に責任を持つ

 

等があり【責任を持つ】とは

 

※自分のした事の結果について責め負うこと。特に失敗や損失による責めを負う事(goo辞書より引用)

 

だけどね【良いとこ取り】をする事が、決してダメは訳ではありません😊ただ、そこには

 

必ず【責任が伴う】という事を忘れてはいけません

 

1-4|責任に関するビリーフ

 

ちなみに、この【責任】という部分が苦手な方の、代表的なビリーフ(思い込みや信念・価値観)の一つが【成長してはいけない】というビリーフです。

※【成長してはいけない】の詳細はコチラから

 

心理的に子どもから大人になる事を、一部止めている為、子どもが自分で責任を負う事ができないように、

 

大人になった今も【自分で責任を負う事が怖い為、そもそも責任を伴う仕事を極端に嫌がったり、もし、受けたとしてもそのプレッシャーで心身共に疲弊したりします。

 

 

又、今回のご質問にあったコーチングの方のように、自分の不快な感覚を、人や環境・情報等のせいにし、文句や愚痴を言う等の他責になってしまう場合もあるんですね。

 

1-5|全て表裏一体

 

実は【良いとこ取り】が、心地よい関係の元で、できるようになるのも、自分自身の課題を解決していってこそ!なんです。

 

 

前途で書いたように【相反する情報や事柄も実は全て表裏一体同じ意味】だという事が腑に落ちた時良いとこ取り】をする人生が幸せに拍車をかけてくれるんですね😊

 

1-6|意思決定

 

そして【責任】とは、もっと幅広いもので、自分自身の事ももちろんですが、多数の人との関わりの中でも【責任】は必要になってくると思います。

 

 

私と同意見の文章を抜粋させて頂きますね。

 

全ての事に【責任を持つ】ことは、何でもやることでは無いとも思っています。

 

あくまで自分の得意なこと・能力としてできること・やりたいことを踏まえて責務を明確にし、

 

自分の持ちうる視点・視野・視座から見た時に、他者の責務に積極的に関わったほうがいいのであれば関わり、

 

むしろ仲間を信じて自分は関わらないという意思決定】するのも1つの責任の在り方だと思っています。

 

「自分には関係ないから、やらない」と「仲間を信じて関わらない」は、表面的には同じように見えます深層心理的には違います。

 

重要な事は【プロセス結果】に【責任】を持つこと。

 

その為の方法として【最適手段選択する】ということの連続なはずです。

(※この「最適な手段を選択する」ために、自分が持つ課題のビリーフを解決する必要があります

 

また逆にこういうことができるのがチームや組織でやっていることの醍醐味だし、そこに居る意味であるとも思っています。

 

(Atrae2021,10月5日の記事より引用)

 

1-7|子育てでも

 

上記の記事は【職場やチーム】での責任の在り方を書いてありますが、子育ても又同じことが言えます。

 

上記の文章緑の文字仲間他者】の部分を【子ども】に置き換えて読んでみて下さい

 

今の世の中【責任】を嫌がり、避ける若者達が増えている。とも言われますが、逆を言えば、

 

子どもの成長に伴うプロセス結果】に親として、大人として責任】を持てない大人が多い

 

ということだと思います。

 

子どもを見てて不安だから、怖いから、心配だから、ついつい口出ししたり、先回りをしたり、問題解決をしてあげたり…。

 

 

又は、親が安心する事を強要強制したくなったり…。

 

すると子どもは、自分で迷いながらも選択】し【結果】を目の当たりにするけれど、それに対して自分で選択した事だし。と、落ち込むこともあるけれど責任を持ち、次はもっとこうしよう!

 

という大切なプロセス経験できていない為、自分で選択すること自体が未知で不安なので、自分の【選択】に【人生】に責任を持つことを避けるようになります。

 

すると大人になりそんな自分が嫌で前に進む為良いとこ取りをすればいいんだ!と【極端な選択をするようになりがちなんですね😭

 

しかし、自分で【良いとこ取り】の結果が思うようにならなかった時つい人や環境のせいにしてしまう。というような事が起きるのかもしれません。

 

私も、勿論そうですが、大人の心理的成長もまだまだ必要なのかもしれませんね。

 

ご質問のお答えが長くなってしまいましたが、Yさんご質問ありがとうございました!お答えになったかな😊

 

では、又月曜日に♪

 

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