目に見えない大切なもの
おはようございます。公認心理師・ビリーフチェンジ心理セラピストの宮﨑くみこです。
先日の【心・氣・体・勉強会】でも、話題に上がった【良いも悪いも統合する】そして【バランスを感じる力が大切】という言葉。
【統合された感覚】とは【良い事だけ】【悪いことだけ】に、偏るのだけではなく、この良い事も、あの時の辛い経験があったからこそ。
今の悪い事も、嫌な事も、きっとこれが自分の成長に繋がる。等、無理して自分に言い聞かせるのではなく自然と思えること。
そして【人生には良いも悪いも無く全ては一連、地続きの繋がりだ】
と、思えるような感覚の事を言う。と私は思っています。なので、私はこの感覚の事を全ては【表裏一体】という言葉で、よく表現します。
だけどね、私も含めて皆「言うのは簡単だけど、それが難しいよね😂」と話していました。
正に【言うは易く行うは難し】ですね。
1-1|目に見えるもの・見えないもの
私達は【目に見えるもの】に対しては【お手入れ】をします。例えば美容室に行ったり、ネイルをしたり、身体に良い。と言われる物を選んで食べたり。
又は、車も車検を受けたり、不具合のある所は専門の場所で見てもらい、必要な部品と交換してもらったりしますよね?
そして家も、雨漏りがあれば専門の大工さんや屋根瓦の所にみてもらい、修理を依頼します。それは、電化製品や水道、ガス等、日々使うものに対しても同じですね。
だけど、ここで考えて頂きたいのは【心】=【目に見えないもの】に対してはいかがでしょうか?
心が苦しかったり、辛かったり、悩んだりした時、心の専門家に話を聞いてもらったり【心のお手入れ】をしていますか?
【心】は決して【目には見えない】けれど、生まれてから今日まで、日々様々な事を感じ、喜んだり、苦しくなったり、自分の人生の中でいつも活動してくれているものではないでしょうか?
その【目には見えない心】を、ないがしろにはしていませんか?
1-2|ピラミッドの土台が大切
さて、ある不毛の土地のお話です。その不毛地帯に様々な方法で作物を作ろうと試みたそうですが、全く育たず、
その土地に私達の【目には見えない】【微生物】が働けるように活性化させたそうです。
すると、その不毛の土地は約半年後一面牧草地帯になった。
「どうしようもない不毛地帯」へ【目に見える対策】として種をいくら蒔いたところで、育たなかったのは、
生態系には「ピラミッド」があり、その途中をしても(種を蒔く等)思う結果は中々得られない。という事なんですね。
それはなぜか?というと、実は生態系のピラッミドの中では【一番下の土台】から作ることが大切で、
その土台を担っているのが【目に見えない微生物たち】なんです。
そしてその微生物たちが働けるようにしないと、その上には作物は育たない。
という事なんです。
家であれば、どんなに素敵な間取り、内装、家具を揃えたとしても、
家が建つと【見ない部分】だけど【基礎・土台】がしっかりしていないと、建物は長く持たないし、傾いたり崩れたりしてしまいます。
車だと【目に見える】ボディーばかり、いつもピカピカに磨いていても【見えない部分】の【エンジン】がボロボロでは、快調で車を走らせる事はできない。という事です。
1-3|心も同じ
心も、実は同じことが言えます。心の発達にもピラミッドがあり、ピラミッドは【自然の摂理】なんですね。
心の場合【愛着(アタッチメント)】の部分が、人の心の【土台】となりますが、その土台が【未発達】の時、
私達は【良いも悪いも統合する】そして【バランスを感じる力】という言葉が、体感覚で理解する事がとても難しく感じます。
なぜなら、心の土台である【愛着形成期】に、ただ純粋に愛してもらっている、受け入れてもらっている。という【基本的安心感】
そして、何かがあってもきっと大丈夫。という【基本的信頼感】を獲得し損ねた部分が、
大人になって「人から受け入れてもらえない」「人から見捨てられるかもしれない」「何かがあったらどうしよう!」等の【不安】を生み出してしまうから。
なので、大人になって感じるその「目に見えない」【不安】の元となっている部分、土台となる愛着(アタッチメント)の部分を解決していく事で、
【良いも悪いも統合された感覚】又は【バランスを感じる力】というものが、どのような感覚のことなのかが「自然と分かる」しできるようになっていきます。
それには、
【目に見えない】ものに、いかに気づき、大切にし、お手入れをしていくのか
が、本当はとても大切な事。なんですね😊
今までにも、ブログで同じような内容を書いているので、良かったら是非参考にされてみて下さいね😊
では、又月曜日に♪
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