期待に応え続ける人生

おはようございます。公認心理師・ビリーフチェンジ心理セラピストの宮﨑くみこです。

 

パソコンサーバーの不具合により、2週連続でブログ更新ができませんでした😭

 

毎週楽しみにしてるので、早く解決して下さいね!と、多くの読者さんが解決策を送って下さり、本当に助かりました!ありがとうございました😊

 

さて今回は、職場でのお悩みとして多いものの一つを、深く考えてみたいと思います。

 

1-1|期待に応える

 

「これお願いできる?」そう言われると、本当は余裕がないのに断れない。

 

気づけば自分の仕事は後回しになり、残業して何とか終わらせる…。

 

 

周りからは「頼りになる人」と言われるけれど、心の中、そして身体はいつも疲れはてている

 

あなたは、そんな経験はありませんか?

 

職場での悩みとして「仕事を断れない」「頼まれると引き受けてしまう」そのような声は少なくありません。

 

そして、その先には期待に応え続けることに疲れたという苦しさが待っています。

 

だけど、この問題は単に「断るのが苦手」という話ではありません。

 

1-2|断れないのは優しいから?

 

頼まれると断れないというのは、もちろん優しさもあるでしょうし、責任感もあると思います。

 

だけど、本当にそれだけ。でしょうか?

 

例えば同僚から仕事を頼まれた時、本当はこう思っているかもしれません。

・今はむりだな

・引き受けたら大変になるな

・今日は早く帰りたいな

 

しかしつい思わずとっさに口から出る言葉は…

 

・大丈夫ですよ

・やっておきますね

 

だったりします…。なぜなら断った時

 

・嫌われるかもしれない

・冷たい人だと思われるかもしれない

・期待を裏切ってしまうかもしれない

 

そんな不安が湧いてくるから。なのかもしれません。

 

 

本当は仕事を引き受けたいわけではなく嫌われる不安を避けるために引き受けている場合があるのです。

 

1-3|愛される手段

 

私達は幼い頃の体験から、人との関り方学びます

 

例えば

・親が忙しそうな時は良い子でいる

・我慢すると褒められる

・親の期待に応えると喜んでもらえた

・困らせないように頑張る

 

等の経験」を日常的に繰り返す中で、それが一般化していき、

 

・人の期待に応えなければ「愛されない」「認めてもらえない」

・人に迷惑をかけてはいけない

・相手を優先しなければ私には価値がない

 

というビリーフ思い込み価値観信念作られていくことがあります。

 

 

そうして大人になってからも、その人生脚本通り生きようとします。

 

すると職場でも、

 

・上司の期待に応える

・同僚の期待に応える

・部下の期待に応える

・お客様の期待に応える

 

気づけば誰かの期待に応え続ける人生になっている。言いかえると自分の人生を生きていないということが起きてしまいます。

 

 

これは【「相手」がから上司へ】変わっただけ【「場所」が家庭から職場へ】変わっただけなんですね。

 

こうして、私達はまだ深く物事を考え判断できない幼少期に身に付けた、生き方のパターンを、大人になっても尚【場所変えて繰り返しながら生きているんですね。

 

1-4|嫌われるのが怖い

 

さらに深く見ていくと嫌われるのが怖いという感覚の奥には【嫌われたら価値がなくなるというビリーフ思い込み価値観信念)が隠れていることがあります

 

 

しかし本来人の価値誰かの評価決まるものではありません

 

しかし幼い頃に【認められることで安心を得てきた人】ほど無意識に、

 

・期待に応えられる私 = 価値が在る

・期待に応えられない私 = 価値がない

 

という感覚を持ちやすくなります

 

なので断ることへ怖さ」を感じるんですね。「断ること」そのものではなく価値のない自分になること本当は怖いのかもしれません。

 

1-5|親も又同じかもしれない

 

こうした生き方パターン世代を超えて受け継がれることがあります。

 

 

例えば

 

・親が人に頼まれると断れない人だった

・家族の為に無理をして頑張り続けていた

・周りを優先して自分を後回しにしていた

・いつも誰かの期待に応えようとしていた

 

そんな姿を見ながら育った子どもは、言葉で教えられなくても人とはこうして関わるものなんだ】学んでいきます

 

 

そして、そうしていた親もまた、自分の親から同じことを学んでいたのかもしれません

 

こうして、何世代にも渡って受け継がれてきた人間関係パターンがあります。

 

1-6|最善の選択から今の選択へ

 

さて、ここで大切なことがあります。それは、まだ広い視野考える力未熟だった幼少期身に付けたビリーフは、間違いだった訳ではありません。幼い頃の自分にとって、

 

・親の期待に応えること

・良い子でいること

・空気を読むこと

・我慢すること

 

それは、まだまだ幼い頃の自分安心して生きていく為最善の方法だったんですね。なので、自分を責める必要は本来ありません。

 

あの頃の自分は、幼いなりにその時できる精一杯の方法生き抜いてきたんです。

 

ただ、今大人である自分は、もう小さな子どもではありません。

 

 

・人の期待に応え続けなくても愛され、認められること

・断っても関係が壊れないこと

・自分を優先しても自分の価値は失われないこと

 

そんな生き方少しづ学び実践していくことができます。

 

最初はもの凄い怖さがあるかもしれません。「今回はできません」「少し考えさせてください」そんな一言伝えるだけでも勇気が必要だと思います

 

でもね、その小さな「選択の積み重ねが、これまでの【人生脚本】を書き換えていきます

 

 

・期待に応え続ける人生から

→自分の気持ちも大切にする人生へ

・誰かの為に生きる人生から

→自分の望みも尊重する人生へ

 

私達大人には、もうその選択」をする力があります。そしてそれは誰かを裏切ることではなく本当の意味で「自分自身を大切にする」】ことなんです。

 

 

しかし断るのは申し訳ない】【自分を優先するのはわがままだ感じることがあるかもしれません

 

だから、自分を大切にしようとすると【罪悪感】が出てきます。けれど、本当に大切なのは【自分だけ優先することではありません。

 

心理学では、人と人との間適切な【境界線】を持つことバウンダリー境界線)】と呼びます。

 

境界線とは相手を拒絶する為の壁ではありません自分と相手両方を大切にするため線引きです。

 

 

例えば、頼まれたとを何でも引き受けることが、本当の優しさとは限りません。なぜなら、無理して引き受けた結果疲れ果てイライラしたり相手に不満を抱いたりすることにも繋がります。

 

それよりも、

 

・今は難しいです

・今日はできません

・〇日までならできます

 

と、正直に伝える方が、お互いにとって健全な関係性になることがあります。

 

 

本当の優しさとは、自分を犠牲にすることではなく自分も相手も尊重すること】なのかもしれません。

 

これまで、人とのつながりを失わない為に、一生懸命期待に応え続けたことが、決して間違いではありません。だけど、それだといつか限界が来てしまいます

 

でも、これからは【相手を大切にする】同じように【自分を大切にする】ことも選択していい

 

誰かの期待に応え続ける人生から自分の気持ちにも耳を傾けながら生きる人生

 

人生脚本は、一度書かれたら一生そのままで終わりではありません。

 

 

大人になった今新しい物語書き始めることは可能です。そしてその小さな一歩は案外小さなものかもしれません。

 

【今日、自分の本音に気づくこと】

【今日、小さな「できません」を伝えてみること】

 

そんな小さな選択の積み重ねが、これからの人生を少しづつ変えていくんです。

 

だけど、そう分かってもやっぱりできない…。と感じた方は、是非ご相談下さいね。一緒にあなたらしい人生を歩む第一歩をお待ちしてます😊

 

では、又月曜日に♪

 

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