経験から学ぶ人生

おはようございます。公認心理師・ビリーフチェンジ心理セラピストの宮﨑くみこです。

 

先週の水曜日は、放課後等デイサービスSORAさんにて、毎月の職員研修】でした。

 

そしてその次の日は子育て支援情報センターさんにて【子育てサポーター養成講座】での講師依頼があり子どもの心の発達についてお話させていただきました。

 

子育てサポーター養成講座

 

唐津でも【こころ】について、深く学びたい!思う方々がとても増えているのを、最近肌で感じるようになりました😊

 

1-1|快と不快

 

さて、それぞれの研修でもお伝えさせていただいたお話の一部を、今日はここでもお伝えできれば。と思います。

 

親御さん子どもを守りたい失敗させたくない嫌な思いをさせたくない。そう思う気持ちはとても自然で、愛情そのものです。

 

 

しかし、 親御さんの不安強いほど、子どもが経験するはずだった【不快の感覚】を先回りして取り除いてしまうことがあります。

 

  • 転ばないように先に手を出す
  • 困らないように先に答えを教える
  • 嫌な思いをしないように選択の答えを親が決める
  • 失敗しないように道筋を整えすぎる

 

こうした関わりは一見優しさですが、 子どもにとっては 【自分で感じる機会】が奪われる という側面があります

 

1-2|人の成長は「経験」からしか育たない

 

人は、どんな結果であっても経験を通してからしか【自分の感覚】を育てられません。

 

 

  • やってみたら楽しかった
  • やってみたら嫌だった
  • 失敗したけど、次はこうしたい
  • 怖かったけど、やってみたら大丈夫だった

 

私達は、毎年小学校や保育園・幼稚園に【ポニーふれ合い教室】で訪問し、毎年約1000名程の子ども達に、

 

ポニーに乗ったり、乗せてくれたお礼に人参を食べさせたり、なでなで触れ合ったり。といった【体験を子ども達に届けています。

 

 

多くの子ども達は、乗る前緊張していて「怖い?」と聞くと「うん」と小さく答えますが、

 

乗り終わると表情は明るく変化し【怖かったけど、乗ったら楽しかった】と答えてくれる瞬間に立ち会うことが多くあります。

 

こうした積み重ね

 

・私はこう感じる

・私はこうしたい

・私はこれぐらいなら大丈夫!

・私はこれは嫌だ

 

という 内側の羅針盤自己決定感育てるんですね。

 

 

だけど、親御さんの心配から、何でも先回りする事が続くと、この【経験の積み重ね】ができなくなります

 

でも実は、親御さん自身は【良かれと、子どもの事を思って行動している為、どんなことが先回りなのか?言われても「ピン」とこない方とても多いのが現状です。

 

では、一体どのような声掛けや行動が、子どもの自発的な感情や感覚、行動を知らないうちに奪ってしまっているのでしょうか?

 

1-3|親の不安

 

親が不安を感じると、無意識ですが、どうしても子どもの行動をコントロールしたくなります。そして、出てくる言葉は、

 

  • 「それは危ないからやめて」
  • 「こっちのほうがいいよ」
  • 「あなたはこうしたほうがいい」

 

こうした言葉が続いたり、最初に書いたような、

 

  • 転ばないように先に手を出す
  • 困らないように先に答えを教える
  • 嫌な思いをしないように選択の答えを親や大人が決める
  • 失敗しないように道筋を整えすぎる

 

こうした親御さんや大人の接し方が続くと、子どもは次第に

 

・自分の感覚より、親や大人の判断のほうが正しい

・自分の気持ちは当てにならない

・自分の意見や気持ちを伝えてもどうせ否定される

・否定されるぐらいならそもそも自分で考えない、感じない

 

ということを学びその結果自分の内側を感じる回路が弱くなっていきます。

 

1-4|快・不快が分からない

本来、子どもは自分の身体の感覚を通して世界を学びます。

 

  • 楽しい
  • 嫌だ
  • 怖い
  • 興味がある
  • もうやめたい
  • もっとやりたい

 

これらはすべて、 身体が先に感じる不快のサインです。

 

 

しかし、親御さんや大人が先回りして環境を整えすぎたり無意識にコントロールするような言葉をかけていたりすることが続くと、 子どもはこの【不快のセンサー】を使う機会を失います。

 

すると早くは小学校に入る頃には

 

・好きか嫌いかが分からない

・やりたいかやりたくないかが分からない

・自分の気持ちが分からない

 

 

という状態につながり、ポニー訪問の際にも、この状態になっている子どもの数が、年々増えているのを感じています

 

でもね、この根本は親御さんや大人の「良かれ」と思った、その時最善の方法愛情のカタチです。

 

ただ、そうしてあげる事が、結果子どもの生きづらさにつながってしまうことを【知らないだけ】だ。ということが大いにあります。

 

だからこそ、私はできるだけ様々な場所でこのお話を伝え続けることをさせていただいてます。

 

1-5|自己決定感

 

自己決定感とは、 「自分で選んでいい」「自分で決めていい」 という感覚です。

 

 

これは、人生を生きるうえでの土台になります。

 

しかし、その土台を育むチャンス失ってしまうと、

 

  • 自分の意見が分からない
  • 相手に合わせてしまう
  • 失敗が怖い
  • 選ぶこと自体が不安
  • 自分の気持ちが分からない

 

という状態が生まれると同時に、実は【自分の人生を生きれていない】無力感や、無価値観を抱え「良かれ」と環境を整えてくれていた親や大人に大きな怒りを抱える。とも言われています。

 

 

1-6|見守る子育て

 

先ほどもお伝えしたように、過保護・過干渉は、 親御さんや大人の愛情から生まれるものです。

 

しかしその一方で、 子どもが自分の感覚使って世界を経験する機会奪い結果として【自分の気持ちが分からない】感覚をつくってしまう という側面があります。

 

人は経験を通してしか、 自分の感覚価値観選択する力育てられません。

 

 

だからこそ、

 

子どもが自分の身体で感じ自分の言葉で選び自分の責任で経験することを、 大人がそっと見守ることが大切なのだと思います。

 

では、又月曜日に♪

 

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