感情と便秘
おはようございます。公認心理師・ビリーフチェンジ心理セラピストの宮﨑くみこです。
定期的に大阪から【ホリスティック乗馬】に来て下さっているメンバーさん。
心理セッションも同時に受けて下さっています。最近日常の中で自分の変化を感じられて、ご自身のブログに書かれていました。掲載に快諾を頂いたので是非ご覧ください😊
Cさん、ありがとうございました。
Cさんが最後に書かれている【努力して変わったのではなく、知らないうちに変われてたような、気分】
これこそが、心理セッションで無意識から自然と感覚に変化が起きた状態ですね😊又来月お待ちしてます♪
1-1|感情は煩わしい?
さて先日は、佐賀県立生涯学習センター(アバンセ)さんにて支援者さんの方に向けてお話をさせて頂きました。
その中で【感情】について、お伝えしました。皆さんは【感情】と聞くとどんな事を思いますか?
・出してはいけないもの
・迷惑をかけるのも ・煩わしいもの ・そもそもあまり感じない |
私の所にご相談に来られる方は、上記のように言われる方がとても多いのですが【感情】ってそんなに煩わしいものなのに、なぜ?人間には【感情】が「ある」のでしょうか?
1-2|大切で必要なもの
さて、様々な理論の一つとして、私達人間が、二足歩行に適応する中で尻尾が不要になったり、
森から草原に出た時、活発に動き回っても体温が上がり過ぎない為の仕組み(汗をかくため)として体毛がほぼ薄くなったりと、
進化の過程で必要がなくなったものは極端に言うならば(退化)無くなっています。
だけど、産まれたばかりの赤ちゃんでも、既に泣いたりするように、今でも人間に【感情】が残っているのはなぜか?それは【必要】だから。なんですね。
私達人間は、大昔の環境の中で【仲間・集団・グループ】を作り、お互いで助け合い、協力し合って生き抜いてきました。
もしも、ジャングルの中で仲間とはぐれてしまったり、独りぼっちにされたら、それは余りにも危険で【死】を意味するもの。
「この先、生きていけるかどうかわからない」とても大きな【恐怖】でした。
なので、お互いに気を配り【心地良く交流】する為に必須なのが【感情】だ。と言われています。
しかし、時代が進むに連れ大昔のように日常が「危険と隣り合わせ」のような環境ではなくなった今、
【感情】によって、困り感を感じている人がとても多くなってきました。
それは、本当は【在る】のに、そもそも「出さない・感じない(ようにしている)」又は、
本来の感情の役割とは違う使い方
をしていることで、不都合が起こっているんです。
1-3|感情と便秘?
そこで数年前に【あおぞら胃腸科の笠原先生】から聞いたお話を思い出しました。
それは、便秘も色々な理由はあるけど、一番は【我慢】からだ。ということでした。
「今はまだ駄目よ!我慢しなさい!」とか、学校でうんちをしたくないから【我慢】をすることで【便意を感じる事が鈍くなり】→【感じなくなると便秘が恒常化する】んだそうです!
まずは、幼少期に【便意を我慢させないこと】【便意を大切にすること】。我慢できなかったら怒られる。だから我慢するようになりがちですね。
と、笠原先生が言われた時!【感情と全く一緒だ!】と、思った事を思い出しました。(便意を感情に置き換えて読んでみて下さい!)
【感情】も本来人間が他の人と【心地よい交流】をするために、持って生まれたはずなのに、
「こんな所で泣かないで!」「うるさい!」「男のくせに泣くな!」等言われ続けること、又は無視・無関心・逆に親の過剰なお世話により自分がどう感じているか分からなくなったり…。
本当は在る感情を出す事を【我慢】していると、自分の【感情】が分からなくなったり、感じなくなったり、溜まってしまったりしてしまいます。
本来人との交流の為に必要な【感情】だけど、それが「分からない・感じられない・溜まってしまう」
となると、人と関わる事が怖く感じたり、なぜか?いつもトラブルに巻き込まれたり…。
という事が起きるのも、分かるような気がしませんか?
便意を我慢する事で【便秘】として身体に不都合が出るように、
感情を我慢する事、無い事にする事で、イライラやモヤモヤ、どうしようもできない感情や思いに生き辛さが出てきます。
人の心と身体って本当に凄いですよね!
1-4|本来の感情の大切さ
そもそもお悩みを抱えていらっしゃる方は【本来の感情を我慢している方】とも言えるんですね。
支援者さん達が大切にしているのは【共感や寄り添い】ですが、それは、言わば、ご相談者様の【感じた事(感情)】に共感したり、寄り添うことです。
しかし、ご相談者様の中には【いつもイライラする・なぜか?モヤモヤする】と言われる方が多く、その部分にどんなに共感したり寄り添ったとしても、実は中々解決には進みません。
そのイライラやモヤモヤの下にある、大切な【本当は。という感情】を見つけ、その部分に共感し寄り添っていく事が大切になります。
なので、その部分を的確に見つけ支援ができる「本当の感情を見立てる力」について、今回支援者さん達にお伝えさせていただきました😊
今は、お悩みもとても複雑になってきています。怒りで人を傷つけたり、恐れに飲み込まれて不安障害や予期不安で苦しんだりこの全てが【本来の感情の使い方】ではなくなっているから。
そして【感情は煩わしいもの】と思い【感じない】【無い事にする】【自分さえ良ければ】ということが、益々増えている現代社会を見ていると、
進化の過程としてある意味【感情は不必要なもの】として【退化して行ってる】のではないか?と、私個人的には危惧しています。
人と心地よい繋がりやコミュニケーションができる感情を失ってしまうと、それはもうロボットやAIの世界。又は争いの世界かもしれません。
私達人間にとって、【感情】が本来どれ程大切なものであるか?その部分を先ずは支援者の方が知る事はとても大きな意味があると感じています。
今後も、1人でも多くの支援者さんへ、私ができる限り【感情の大切さ】を伝えていけたら良いな。と思っています。
では、又月曜日に♪
※毎週ブログには書いていない事、そして馬達の写真等も配信している、公式LINEへのご登録も是非😊
😊ココロの相談はコチラ😊カウンセリングはコチラ |