会話と対話で変わる人間関係

おはようございます。公認心理師・ビリーフチェンジ心理セラピストの宮﨑くみこです。

 

私たちは日々、たくさんの言葉を交わしています。でも、その言葉が会話なのか対話なのかで、身体の感覚も、心の動きも、人間関係の質も大きく変わります

 

今日は【会話】と【対話】の違いを掘り下げてみたいと思います。

 

1-1|会話と対話

 

会話】と【対話】は似ているようで、目的や深さ違いがあります。

 

 

会話とは】

日常的な情報交換やコミュニケーションのことで「事実」「状況」「必要事項」伝えあう行為とも言えます。

例えば

・「今日暑いね」

・「昨日のドラマ見た?」

・「お昼は何食べた?」

といったやり取りです。

会話目的は、

・情報、連絡事項を伝える

・関係性を維持する

・場を和ませる

 

このように、会話軽やかで関係性の潤滑油にはなります深い理解や信頼を必ずしも生まないことも多いです。

 

一方【対話】は

相手の内側にある「意味」「感情」「価値観」触れながら、お互いの理解を深めていこうとする関わりです。

例えば

・なぜ?そう考えるのか?

・何を大切にしているのか?

・どのような経験がその考えにつながっているのか?

互いに探求していきます。

対話目的】は

・相手の背景や意図に関心を向け理解しようという姿勢がある

・こちらの考えも丁寧に共有する

・一緒に考える姿勢がある

・共通理解をつくり関係性を育む

・「正しさ」より「つながり」を優先する

・安心感の中で本音が出てくる

 

このように、対話意見が違っていてもどちらが正しいか決めることが目的ではなく信頼関係を育てるためのコミュニケーションそのもの。なんですね😊

 

 

会話「キャッチボール・情報処理」で、言葉のやり取りしながら交流することです。

 

そして【対話】は一緒にお互いが目指す場所に向かって地図を広げること」

 

お互いが見ている景色や考え方を持ちより「なるほど!あなたにはそう見えてるんだ!」「私にはこう見えるよ」と、互い感じ方価値観大切に尊重しながら、関係性を育んでいきます。

 

対話】では、

 

・相手の感情

・過去の経験

・不安や期待

 

など【目に見えない部分】に耳を傾けるので【予測可能性安心感生まれ信頼】が育まれます。

 

 

1-2|職場で見える会話と対話の違い

 

では【職場】の場合を見てみましょう

 

会話】の場合

同僚が「この書類今日中にお願いします」と言われ「はい、わかりました」と答える

 

一方、同じ場面でも、

 

対話】の場合

同僚が「この書類、今日中にお願いしたいんですが、最近忙しそうですね。負担になっていませんか?」と言われ「ありがとうございます。実は少し立て込んでますが、何とか調整してやりますよ!」

 

二つの【会話】と【対話】の違い。

 

会話】は、事実情報確かに伝えられているので、仕事は進むかもしれませんが、これは【間違えずに伝えよう】とか【必要なことだけ言おう】という守りの姿勢とも言え、

 

仕事を回す為には必要だけど、会話は淡々としていて人とのつながりは感じられません。

 

 

だけど、対話相手の背景への関心と気持ちへの配慮、そしてつながろうとする姿勢があるように感じませんか?

 

言葉の奥にある【その人】を見ようとする関りなので、信頼関係が育まれていきます。

 

1-3|雰囲気や課題対処の違い

 

実は【会話中心の職場】と【会話の中に対話がある職場】では雰囲気が変わってきます。

 

会話中心の職場では、空気感が少し乾いたような感じ

 

 

・必要なことだけ伝える

・自分や相手の感情は置き去り

・相談しづらい

・互いの背景がみえない

 

一方対話がある職場の場合、空気は柔らかく

 

・互いに「大丈夫?」が自然に出る

・相談しやすい

・失敗しても互いに責めない

・互いの背景を理解しようとする姿勢がある

 

このような職場の雰囲気の違いがある中、何か問題が起きた時この時が最も大きな差が出るところかもしれません。

 

会話中心の職場問題が起きる

 

・相手の意図を誤解しやすい

・「言った・言ってない」で揉める

・互いの感情がぶつかる

・解決より「正しさ」の争いになる

 

普段から心の回路がつながっていないため、トラブルが起きた瞬間にその【断絶が露わ】になります。

 

 

しかし【対話がある職場】で問題が起きた時は

 

・「どうしたの?」と自然に聴ける

・感情を共感しやすい

・相手を責めるより「理解しよう」という姿勢になる

・一緒に解決策を考えられる

・むしろ関係が深まることがある

 

普段から心の通路が開いているため、問題が起きても【つながりながら対処できます

 

 

1-4|パートナーシップも同じ

 

今回は【職場】という例えで書きましたが、これはパートナーシップ子どもとの関係性にも全く同じ事が言えます

 

例えば【会話だけの夫婦】だと、生活は回るけれど心はふれ合いません。

 

・連絡事項は伝わる

・でも、どこか距離がある

・少しづつすれ違っていく

 

身体の感覚から言うと、同じ家に居るのに心は背中合わせのような感覚ですよね。

 

 

だけど【対話がある夫婦】だと、生活に温度があり

 

・相手の疲れに気づく

・気持ちを言葉にしやすい

・違和感を早めに共有できる

・「あなたを、家族を大切に思っている」が伝わる

 

身体の感覚で言うと、同じ方向を向いて、同じ景色を見ていて、安心感もありながら、感じ方は互いに違っても1人で2倍の感覚を楽しめ共有できる

 

 

この違いはもちろん家の中の雰囲気問題が起きた時の対処の仕方も、職場のときと同じような事が起こります。

 

実は以前の私達夫婦は、正に【会話中心の夫婦】でした。お互い自分のことだけで一生懸命で、心理的な余裕もなく

 

必要なことだけを伝え、言った、言ってないで争い特に私は「正しさという剣を振りかざし家の中は冷めたような

 

一緒に居るはずなのに心は孤独感をいつも抱えていました

 

 

でもは【会話も楽しみながら対話もある夫婦】になり、ケンカももちろんありますが、以前に比べて断然お互いの事を信頼安心を感じ合えている!という感覚があります。

 

1-5|会話も対話もどちらも大切

 

私達は毎日沢山の言葉を交わしています。職場でも、夫婦でも子どもとも、友達とも。

 

だけど、ふと立ち止まってみると「それは会話だったのか?対話だったのか?」と聞かれると答えに迷うことがあります。

 

そんな時会話は言葉のキャッチボール】で【対話は心のキャッチボール】だったな。

 

と、この違いに気づけるようになっていくと、人との関りが変わり始めます。

 

 

会話日常を回すために必要なもの。 対話人生を豊かにするために必要なもの。

 

どちらも大切ですよね。でも、対話が増えると、 人とのつながり驚くほど温かくなります

 

もし今「私、会話ばかりしていたかもしれない」と感じたなら、それはとても大切な気づきかもしれません。

 

対話は、特別なスキルではありません。 今日から、誰にでも、どこでも始められます。

 

・相手の言葉の「奥」にある気持ちに目を向ける

・ほんの一言気遣いを添える

・「どうしたの?」と心を寄せる

 

その小さな一歩が、 人間関係を少し違う穏やかなものときっと変えていくかもしれませんね😊

 

では、又月曜日に♪

 

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