不登校・行き渋りの支援について

おはようございます。公認心理師・ビリーフチェンジ心理セラピストの宮﨑くみこです。

 

最近【不登校】について。も、よくご相談を受けます。

 

前回のブログでも書きましたが、今では愛着(アタッチメント)という言葉が随分世の中にも浸透しているように思いますが、

 

そのせいか?【子どもに安心感(愛着)が足りてない?】という所にばかり意識が行き過ぎている対応が目立つようです。

 

 

不登校】には、様々なタイプがあります。そのタイプによって、対応はもちろん変わりますし、その対応を誤ると【不登校】の解決が中々進まない

 

という事が起こります。

 

今日は、その中でも一番ありがちな事について。お話したいと思います。

 

1-1|安心はOK・不安はNO?

 

さて、愛着(アタッチメント)の中でもよく聞く【安心感】。

 

 

安心】と聞くと【不安が無い事】と、思う方も多いと思いますが、そもそも【不安】を悪い事・嫌な事だ。と、思い込んでいることが、実は様々な事が上手くいかない原因かもしれません。

 

安心】とは【不安無いということではなく不安があっても大丈夫!という状態を指す

 

と、私は思っています。そして、この部分が【不登校支援】の大きな肝となっていきます。

 

1-2|求めているものも失われていく

 

例えば、私も実際に経験した息子の【不登校】

 

 

最初、私は不安感を全て取り除いてあげた方が良い。と、思っていました。

 

友達との関係の中で起こる不安や、子どもを理解しない学校の先生に対しての不安

 

日常的な【不穏感情】も全て解消しよう!と、していましたが、実はこの対応が逆に子どもが余計外の世界を怖がるようになっていきました。

 

学校が怖い」と言ってました

 

そして様々切磋琢磨して分かったことは【不安感】を切り離そうとする程に、求めている安心感も失われていく。という事でした。

 

1-2|どういう事?

 

それは、一体どういう事か?というと、私もそうでしたが、子どもが【行き渋り】や【不登校】になった時、親は自分自身がとても大きな【不安】を抱えます

 

 

そして、その自分が抱える【不安ずっと抱えておくことが苦しい為無意識ながら【解消したくなります

 

そして、繰り返し不登校の原因】を尋ねることで、子どもの【周囲に合わせる】という生き抜く為のパターンが活性化して、周囲が納得するような【原因】を言うようになるんです。

※これは様々な場面で起きます。

 

でもね、実はそれが【本当の理由ではない事がほとんど。子どもにとっては「ちょっとした嫌な事」程度であることが多かったりします。

 

しかし、親は【これが解決したら行くかもしれない!】と、必死に解決しようと学校に掛け合います。

 

なぜか?というと、そうしている間は、外にエネルギーを向ければ良いので、自分自身が【不安】を抱えておかずに済むからです。

 

 

だけど、もしもその対策ができたり、解決できたりしたとしてもすぐに繰り返し登校できないまま】ということが殆どのようです。

 

更に、親が「原因」を聞き過ぎることで、子どもも自分が話した「原因」を本当の原因かのように思い込んでしまう事も多く、

※これも様々な場面で起こります

 

何か「不快」な事がある場所を益々避けたくなったり不安感を自分で抱える事ができず誰かに解消してもらわないと不安。というような負のループになる事が多く、

 

先に書いたような【不安感】を切り離そうとする程に、求めている安心感も失われていく。という事が起きてしまうんですね。

 

1-3|目指す方向は?

 

この場合、子どもに「原因」を聞いても【分からない】と、答えることが、実は一番合った答えなのかもしれません。

※親は不満かもしれませんが😭

 

そして目指すところは【不安を自分で抱えておくことで、不安を抱える心の器が大きくなる】というように、

 

 

「不安があってもそれは実は何とかなったり、時間が経てば小さくなったりするんだ」という【体験が必要なんですね。

※もっと詳ししい原因や対応は【心理学「中級」講座】の中で、お話しします😊

 

1-4|減らないのはなぜ?

 

しかし、先でも書いたように【不登校】にはタイプがあります

 

いじめ」や「家庭問題」という【具体的な出来事によって、心身のバランスを崩した時に起こる不登校】では、

 

具体的な出来事】を聞き【具体的な対応】を取っていく事が大切です。この場合の【見立ても、子どもが発する言葉から見えてきえます。

※この見立ての力が支援の力です

 

 

また【学校へ行きたくないなら行かなくて良い】という対応が【不登校支援】として、良い。と、されている傾向がありますが、

 

これもタイプ別によってで、その対応では、益々悪化してしまったり、一時期は良くなっても、後々又大きな問題にぶつかる場合もあります。

 

現在様々な支援が、様々な場所で行われているにも関わらず、一向に【行き渋り】や【不登校】が減らず逆に増加しているのはなぜ?だと思いますか?

※ここに疑問を持つ事がとても大切だと感じます

 

 

この【不登校】や【引きこもり】の課題も大きく言うと、愛着(アタッチメント)が関わっていますが、

 

私は偏った情報のみでの理解から、支援者や親御さんの対応がスムーズに行われていない。という現状

 

残念ながら【不登校の増加にも繋がっているのは事実かもしれないな。と、思っています。

 

一見理解し難い言動について理解を与えるのが【心理学という学問】です。

 

 

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愛着(アタッチメント)は、私達の人生の大きな土台となります。今回の不登校や行き渋りのような子育て

 

そして人間関係はもちろん、仕事、お金、恋愛や結婚、パートナーシップ等、人生の様々な場面に現れます

 

自分の人生をより良く生きる為にも、愛着(アタッチメント)の学びはとても役立つと思います😊

 

では、又月曜日に♪

 

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